シニアのワンちゃんがだんだん食べなくなってくる。
食べることが難しくなってくる。
介護や看取りの段階では、食べてくれるかくれないかで飼い主さんは毎日一喜一憂しやすいです。
一度にたくさん食べることが難しくなってきたら、まずは食事の回数を増やしてみましょう。
食事をするのも体力がいるものです。一回の量を少なくして回数を増やし、一日に必要な量を小分けにして食べられるようにします。
食の好みも変化します。以前、食べなかったものや飽きたものも、今なら食べてくれるかもしれません。
水分摂取量が減ってしまったり、飲み込むのが難しくなってきたら、飲み込みやすいとろみのある食事に変えましょう。
ドライフードをふやかす、缶詰・レトルトのウェットフードを使う。
手作り食で水分摂取量を増やす。
ペースト状にする、本葛粉でとろみをつける、寒天でゼリーにする。
ゼリーにする場合は、しっかり固めてしまうより、柔らかくすぐ崩れるくらいに固めるのがいいです。
「おくすり飲めたね」くらいの柔らかさが目安です。
犬用の流動食も売っています。
動物病院で注射器(シリンジ)を分けてもらって、流動食や水分をあげることもできます。
まだまだ元気なワンちゃんも、シリンジで水分をあげる練習を今からしておきましょう。
ヤギミルクなど、美味しいものを使ってシリンジから飲むことに慣れているといざという時に助かります。