押し入れに閉じ込める〜犬と私208〜

押し入れに閉じ込める〜犬と私208〜

甘噛みやイタズラなど悪いことをしたら、

叱ってハウスに入れる。

昔の押し入れに閉じ込めるよ!方式ですね。

手軽にはじめやすい方法ですが、

実はこれはオススメしません。

叱る・罰を与える影響

犬は何を学習しているでしょうか?

前提として共有しておきたいことは

甘噛みもイタズラも犬にとっては悪さを

してやろう…と思ってしていることではありません。

 

大好きな飼い主さんと遊びたくて噛んでいる

そこに気になる物があったから噛んでいる

 

ただそれだけなのですね。

 

しかし人の目線で見ると、甘噛みは痛いし

イタズラもされたら困るしで、叱ってしまいやすいのです。

 

そこで先程の「ハウスに入れる」ことを

罰として使ってしまうと、犬は何を学習するでしょうか?

 

この方法を試された方は知っていると思いますが

何回叱ってハウスに戻しても、困る行動はなかなか減りません。

反省もしているように見えません(笑)

 

さらに、最初はすぐに捕まえてハウスに入れる

ことができていたのに、

逃げてなかなか捕まらない

捕まえたら手を噛まれる

このような状況になる場合が多いです。

 

犬からすると飼い主さんの手が近づいてきたら

逃げるべし!捕まったらハウスに入れられる〜

 

捕まえられたら、頑張って抵抗すべし!

もしかしたら逃げられるかも…

 

そんな風に、人から逃げる、抱っこを嫌がる

ハウスを嫌いになる、といった新たな困ることを

教えてしまっているのです。

 

呼んでも来てくれない、抱っこができないにも

繋がります。

 

近寄ったら逃げられるなんて、寂しいですね。

罰を与えることより、望む行動を伸ばす視点

イタズラが多いということは、まだまだ若くて

やんちゃな時期かと思います。

お散歩、飼い主さんとの遊び、1人遊びを

充実させてあげて有り余るエネルギーを

イタズラだけに集中しないようにしましょう。

 

そして何よりお部屋の片づけが大切ですね。

赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを始めたと

思って、届く高さのものも全て片づけます。

 

そして新しいおもちゃを用意してあげましょう。

おもちゃで遊んでいる時に、声をかけたり

一緒に遊んであげてくださいね。

 

イタズラではなくおもちゃで遊ぶという

人が望む行動にどんどん注目して、伸ばします。

イタズラを叱っていたら、イタズラに注目して

いることになりますから、イタズラを伸ばして

いることにもなるのです。

 

甘噛みも、おもちゃを介して人を噛まずに遊ぶ

ことを教えてあげましょう。

間違って人を噛んだら、一旦、遊びは停止します。

その場で立ち上がってもいいですね。

 

あれ?と犬がなって、もう噛むのをやめている

のなら、すぐに遊びを再開して大丈夫です。

 

おもちゃを噛む→遊べる

人を噛む→遊びが終わる

 

シンプルなルールはすぐに理解しますよ。

このようなパペットでプロレスごっこを

楽しんでみてくださいね。

 

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