興奮と落ち着くはセットで学ぶ〜犬と私739〜
子犬ちゃんや、若くてエネルギー溢れるワンちゃんは、些細なことがきっかけですぐに興奮しますね。
吠えたり飛びついたり、手当たり次第噛んでみたりと、収拾がつかなくなることもあります。
そうなると大変なので、興奮させないように、させないように…と刺激を避けて過ごしてしまう方もおられます。
無理やり興奮させる必要はありませんが、避けてばかりですと、いざ避けられない状況になった時には、久しぶりの刺激でさらに大興奮!となるケースが多いです。
ハウスからお部屋に出してあげると、おしっこはところ構わずにしてしまうし、いたずらして何でも噛んでしまう。
家族にも甘噛みが酷過ぎて、お部屋に出してあげられない。
だから、お散歩の時以外はハウスから出さないで生活しています。
このようなケースを時々耳にしますが、これでは人が望むことを学習する機会も持てないまま、ただ閉じ込めていることで、問題を起こさないだけになっています。
そして可哀想に思ってたまにお部屋に出してあげると、大暴れになり、やっぱり出せないね…となる悪循環です。その流れで、外に出されてしまうワンちゃんも少なくありません。
ワンちゃんは知らないだけで犬らしく、その子らしく振舞っているだけですから、教えてあげないとフェアじゃないですね。
まずはイタズラをしにくいようにお部屋を片付けたり、自由にできるスペースを最初は区切って、いきなり家全体をフリーにしないなど、上手くいきやすいように環境を設定しながら、お部屋でも落ち着いて過ごせる練習をしてあげたいです。
また、興奮は悪いわけでなく、私たちもサッカーを応援して盛り上がるなど、興奮する場面はありますね。
遊びで大興奮して、途中で休憩を入れる。落ち着いたらまた遊ぶ。
引っ張りっこで盛り上がったら、ちょうだいで放してもらう。放してくれたら、また遊ぶ。
興奮してもまた自分で落ち着くことができるように(最初は飼い主さんの助けも借りながら)、成長と学習とともに良くなっていくように導きましょう。