誤飲を予防しよう~犬と私632~
小さなお子さんがいるご家庭では特に誤飲の予防について、検診時や小児科から指導を受けることがあります。
犬の場合も小さな子どもと同じように、誤飲予防が大切です。
犬が二本足で立ち上がった時に、前足や口で届く範囲に物を置かないこと。
また、テーブルクロスなど机や棚の上に敷いてある布を下から引っ張って、上の物を落として食べてしまうこともあります。
犬のハウスの上に犬用品、お掃除グッズなどを置いてある方も注意が必要です。サークルなどで網目になっている場合は、下から引きずり込むこともあります。
同様にハウスの中から、カーテンを引っ張り込む、壁紙を破るなどもありますので、ハウスと壁の間に1枚板やプラダン(プラスチックダンボール)などを挟んでおくと壁も傷つけたり汚しません。
犬の誤飲は、ハウスの中にいて、周りのものを引きずり込んで食べてしまう。
ハウスの中にあるもの(ベッド、おもちゃ、トイレシートなど)を食べてしまう。
お部屋で自由に過ごしていて、口が届いたものを食べてしまう。
また、いつもは片づけをしているお部屋でも、お出かけをして帰宅したときに、何気なく床に置いてしまったバッグの中身を漁って、食べてしまうこともよくあります。
バッグには非常用の薬(頭痛薬など)や、犬が中毒になるキシリトールの入っているガムが入っていることも多いので、気を付けましょう。
最後に、誤飲予防に気を付けたいものをご紹介します。
- 電池、ボタン電池
- 磁石
- 薬、サプリメント
- たばこ
- 洗剤、芳香剤、消臭剤
- 消毒液、除菌スプレー
- 保冷剤(食べると中毒を起こすエチレングリコールでできている保冷剤もあります。甘いので食べてしまいがちです)
- コイン
- 化粧品
- 子どもの小さなおもちゃ(ブロックなど)
- ヘアピン
- 針
- やきとりの串(ごみ箱を漁って食べてしまうこともあります)
- 殺虫剤
とにかく片づけが1番です。片づけられないものは、犬が近くに行けないように囲いをつけるなど対策をしましょう(電気コードも高いところを這わす、コードにカバーをつけるなど)
普段から物を床置きしない、テーブルに物を置かないなど、用心に越したことはありませんね。
できる予防をして、安全に暮らせますように。