学習のしくみ

ほめるしつけは、ワンちゃんが望ましい行動をした時、すぐにほめます。

「何もない」→「オスワリなど望ましい行動をする」→「ほめられる」

という流れになっています。

ほめられた事がワンちゃんにとって嬉しいものであれば、またその行動をしよう!となり、どんどん行動は強化(増加)されます。

この流れに乗って、行動が増えることは日常でたくさんあります。

それは人にとって困る行動でも同じです。

「何もない」→「トイレシートを破る」→「慌てて止めに来てくれる」

「何もない」→「飛びつく」→「見て声をかけてくれる」

どちらも、行動の結果である飼い主さんの反応がワンちゃんにとってはご褒美と同じ嬉しいものであれば、トイレシートを破るのも、飛びつくのもどんどん増えてしまいます。

叱っているつもりなのになおらない、とよく言われるのはこのパターンが多く、減らしたい行動を反対に増やしてしまう対応になっています。

叱ることはデメリットが多いので使わないで欲しいのですが、さらに困る行動を増やしてしまう可能性もあるのなら、なおさら叱らない方がいいですね。

 

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