動物の飼育管理のための応用行動分析学講座

こんにちは!
新年度になりましたね。
桜もそろそろ見頃が近づいてきて、お散歩も楽しい季節です🌸

先週末、福岡県から行動分析学の先生に来て頂き、ドッグトレーナー5人が集まって勉強をしました。
(全6回ですので、その1、2回目です)

行動分析学は、人の心理学の一分野で、その名の通り行動を分析、研究する学問です。

そしてABAと言われる、応用行動分析学は行動の法則に基づいて、問題行動の解決を図ったり、新しい行動を習得する支援をします。

ABAは

  • 発達障がいのお子さんの療育
  • 企業の社員教育
  • イルカのトレーニング
  • 動物園や水族館での飼育管理
  • ドッグトレーニング

など、様々な場面で使われています。

改めて行動分析学を学びなおすこと、それも犬の関係者ではない先生から学ぶことが、今回とても良かったです。

犬が置かれている状況

犬という動物は、伴侶動物として進化してきましたので、人に合わせることが特に上手ですね。少々手荒にしてしまっても、我慢をしてくれやすい動物とも言えます。

一方、鳥や猫、動物園や水族館の飼育動物は、犬に比べると、随分気をつけて接しないと、危険であったり、学習してもらえなかったり、そもそも学習できると思われていなかったり、ということがあります。

今回の先生(動物の行動コンサルタント 青木愛弓先生)は、インコのしつけ教室の本を出されていたり、全国の動物園や水族館で指導されたり、今日(4月3日)発売なのですが、猫のトレーニング本も出されています。

このように、様々な動物の問題行動改善や、新しい行動の習得をアドバイスされてきたご経験のある先生からのご指導はとても実践的で、見落としがちな視点がたくさんあり、大変勉強になりました。

お互いにもっと幸せに暮らすためにできること

ハズバンダリートレーニング※や、社会化※、そしてわんこさんが暮らす環境が何より大切であるということは、これまでにもお話させて頂いています。

※ハズバンダリートレーニング お手入れや診察など、動物の飼育管理に必要な動作を無理強いすることなく、協力的に受けてもらえるようになるためのトレーニング

※社会化 わんこさんが出会うもの、経験することに馴れてもらうこと

しかし、それら大切なことを気をつけて実行してきたものの

  • もっと親切に丁寧にできること
  • 無意識にしていることで、問題行動にも繋がりかねないこと
  • わんこさんの物事の受け取り方、視点

といった部分でまだまだ見落としている、知られていないことがたくさんあると気づかされました。

無理強いできない動物を見てこられて、なおかつ本当に動物の視点に立ってアドバイスされる先生だからこそ、見えている部分だと思います。

これは飼い主さんだけでなく、獣医さんや動物看護士さん、トリマーさん、もちろんトレーナーも知っておいた方がお互いに幸せです。

ハズバンダリートレーニングセミナー

そんなすごい青木先生の一般飼い主さん向け(もちろんプロもおすすめ)のハズバンダリートレーニングセミナーが7月2日に大阪の江坂で開催されます。

ハズバンダリートレーニングも素晴らしいですが、その前のわんこさんが暮らす環境だったり、付き合い方だったり。

先生は下ごしらえと言われていましたが、その部分をもっと丁寧に親切にしましょうというお話もして頂けると思います。

無意識に手荒だった自分にドキリとしますよ😅

こちらのセミナーは小田原のチャーリードッグスクールの夏目真利子先生が主催されています。

お申込みは、facebookのイベントページからお願いします。詳しくはこの後のリンクをご覧ください。

もちろん私も参加します!

https://m.facebook.com/asuka.nakatani.73/posts/982569845207727

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