犬と私 05 3つの柱をもとう

犬と私 05 3つの柱をもとう

私の犬についての学びは、たくさん遠回りをしてきました。

そして今のところ辿り着いた結論は、大きく分けて3つの内容を学ぶことが大切であるということです。

犬についての学び  1.動物行動学

動物行動学は、生物学の1つです。

その動物には種としてどのような行動や本能、学習があるかを研究する学問です。

犬とはどういった動物か?を知ることができます。

犬は吠えますし、マーキングもします。

犬とはどのような動物であるかを知ることで、悩みが軽くなることもあります。

また、犬が犬らしく過ごせる為に私たちにできることも見えてきます。

犬を知ることは、犬としての幸せを叶えてあげられる飼い主になる第一歩です。

犬についての学び  2.動物福祉

動物が幸せに暮らすことができるように。

その為に人が配慮して、動物が感じる苦痛を最小限に抑えることが動物福祉です。

具体的には「5つの自由」という定義があります。

  1. 飢えと渇きからの自由
  2. 不快からの自由
  3. 苦痛、障害、病気からの自由
  4. 恐怖、抑圧からの自由
  5. 正常な行動を表現する自由

 

空腹や喉の渇きに苦しむことなく、

生活環境を清潔に保ってもらい、

ブラッシングやシャンプーなどのお手入れで体も衛生的に。

病気や怪我の予防や治療もしてもらえて、

犬としての幸せを考えてもらい、

犬らしさを表現でき、

しつけと称して恐怖や痛みを与えられることもなく、

幸せに暮らせるように配慮することです。

簡単なようで奥が深いと思います。

犬についての学び  3.応用行動分析学

行動分析学は心理学の1つです。

その名の通り、動物や人の行動を分析して、なぜそれをするのか?を明らかにします。

動物も人も行動を学習する時には、決まった法則があります。

その行動の法則をもとに、問題解決に取り組むのが応用行動分析学(ABA)です。

ABAは社員教育や発達障害のお子さんの行動支援、動物園や水族館での飼育動物の健康管理にも用いられています。

ABAを学ぶことで、犬の問題行動の予防や改善に役立てることができます。

1つ目2つ目の視点を持った上で、ABAを用いたトレーニングをすると、犬に優しいトレーニングが実現できます。

インコの本ですが、行動の法則は犬も同じです。

青木先生の著書は全ておすすめです!

3つの柱にプラスして必要なもの

それは愛と技術です。

愛は多くの飼い主さんには、すでに十分にあります。

犬との暮らしは3つの柱があれば、そんなに難しいことではないです。

それでももし行き詰まった時には、トレーナーにアドバイスを求めて頂きたいです。

その時には3つの柱と愛と技術のあるトレーナーさんにお願いしたいですね!(トリマーさんも同じです!)

 

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