一緒に問題について考えよう〜犬と私313〜
最近こんな行動をして困っています。
どうしたらいいでしょう?と
お悩み相談をいただくことがあります。
お返事では、まず犬が困る行動をしているとき
飼い主さんはどんな行動をされていますか?
とこちらからも質問することになります。
実は犬自身の行動だけが問題を
作っているのではなく
その時犬が置かれている環境や
その行動によって得られるものは何か?
を探っていかなければ
問題の原因が分かりませんし
解決方法も見出せません。
そして犬にとって
飼い主さんの言動はとても【大きなご褒美】
となりますので、
必ず飼い主さんは何をしていますか?
どんな対応をしていますか?
とお聞きすることになります。
(普段のコミュニケーションや遊び、お散歩などの基本的なことが足りているか?もチェックしたいところです)
よくレッスンに伺うと
「犬のしつけではなくて、私の勉強ですね」
と飼い主さんが言われます。
本当にその通りで
犬は子どもで言えば3歳位の年齢になります。
この頃の子どもであれば
親の言動はとても大きく影響しますし
一つ一つしてはダメなこと、危険なことなどを
教えていく時期でもありますよね。
飼い主さんが悪いと言うわけではなく
飼い主さんの対応が影響していくので
お話を聞かせてもらって
どのように対応していけば
今のお悩みが改善するか?
を一緒に探っていきたいと思います。
このようなお話をしていると
飼い主さん自身が自分で
【今の私の対応がこの困った行動を
伸ばしてしまっている】
または
【この良い行動を伸ばすことができている】
などと判断がついて
対応できるようになってきます。
そのような
よりよく育てるための考え方や技術を
どんどん身に付けていき
うちの子との暮らしを楽しいものに
していただきたいなと思います。