口輪の練習も楽しく〜犬と私571〜
いつもは気立の良いワンちゃんでも、痛みを伴うと怒ったり、口が出てしまうことがあります。
(人でも痛い治療は暴れたりしますよね)
それでも、必要な医療ケアをお互いに安全にできるように、口輪をすることは積極的に捉えていきたいです。
できれば、何もない時から口輪をつける練習をしておくといいですね。
まずは紙コップの底に舐めて食べられるようなオヤツを入れてみましょう。ウェットなレトルトご飯、缶詰、ペースト状のおやつ、ヨーグルトなど。
こちらから紙コップを犬に近づけたり、マズルに突っ込んだりは無しです。
少し離れた所、低めの位置で、手に持っていて、自ら食べに来てくれる感じがいいですね。
紙コップを見ると飛んでくるようになったら、昔からあるようなバスケット型の口輪で、同じようにオヤツを入れてあげます。
今は可愛い口輪もたくさんありますが、初めてはバスケット型がオススメです。
穴が空いているので、口輪をつけた後でも、外からオヤツを追加であげやすい!
口輪でオヤツをあげるようになっても、まだ後ろのベルトは留めません。焦らず時間をかけて練習していきましょう。
口輪を見たら喜ぶようになったら、ベルトを留めてすかさず、オヤツも追加。すぐに外してあげましょう。
短時間からつける練習をしていきます。
口輪をつけてもできる遊び、飼い主さんと追いかけっこ、大きなボールを前足や鼻先を使って転がして遊ぶなど、楽しい時間を過ごしてください。
平気でつけられるようになっても、練習は続けておくこと。また、いざという時に治療や投薬時に口輪を1回使ったら、それ以上に口輪をつけてオヤツ美味しかった!楽しかった!の経験をさせてあげましょう。
昨日の記事にもありますが、平時が大切です。すぐに口輪=嫌な耳の薬!点眼!痛い治療!と学習してしまいます。
口輪に対する良いイメージの方を強く、多く持ってもらえる工夫が大切ですね。