幸せにできるのは飼い主さんだけ～犬と私702～
犬は飼い主さんから用意された食べ物を食べ、与えられた居場所で暮らし、お散歩や遊び道具も飼い主さん頼りです。
だからこそ、人が犬に寄り添って、人が思う良いものだけでなく、犬の視点で考えて必要なもの、うれしいものを与えてあげたいです。
その為には、犬という動物のことを学び、目の前のうちの子のことをよく観察することも大切ですね。
そんな責任がある中で、優しい飼い主さんたちはこれでいいのか？と思い悩むことも多いです。
ご飯はこれでいいのか？病気の治療方針はこれでいいのか？
特に医療に関しては、どこまで検査をして治療をしていくのか、その治療方法も選択肢があると悩むものです。
飼い主さんの思い（少しでも長生きしてほしい、苦しまないことが優先など）が一番だと思いますが、どの方針を決めてもどこかで不安や迷いは生じるもの。
その際は、目の前のうちの子が今どういう状況や気持ちであるか？
また元気だったころのこれまでを思い出して、どんな性格でどういうことが好きで、どんなことを嫌がったのか？
そのようなことを振り返って考えると、おのずと答えも出てくると思います。
不安になったら周りの人に相談することも大事ですし、人からのアドバイスに耳を傾けることも大切です。
しかし、周りの意見に左右されすぎて、うちの子の思いを忘れてしまってはいけませんね。うちの子の思いは、近くにいる飼い主さんが一番分かってあげられるはずです。
犬が不安になったとき、心の支えは飼い主さんの存在でしょう。
私たちもどっしり構えてあげることが難しい時もありますが、なるべく落ち着いていつもの穏やかさでいてあげること。それがうちの子にしてあげられる大きなことの１つになると感じています。
