気を付けたいオヤツの使い方～犬と私143～
香川県 高松市
しつけ相談（訪問／オンライン） 犬の幼稚園
たんぽぽドッグスクールの中谷です。
新しい行動を覚えてほしい時。
苦手な物事を減らしたい時。
様々なことに慣れてもらいたい時。
しつけやトレーニングでは、いろいろな場面で
ご褒美としての食べ物を使うことがありますが
使う場面を間違えると
意図しないことを教えてしまう時があります。
例えば、お散歩での拾い食いや
お家の中でのいたずらで
ワンちゃんが物を咥えたとき。
それを離してほしくて、【オヤツで交換】は
よくしてしまう対応ではないでしょうか？
命に関わる危険なものを口にしている時など
状況によっては、オヤツで交換もやむを得ないですが
いつもいつも、毎日のように、そうして頻繁に
オヤツで交換を繰り返していると
「何かを咥える」ということはどんどん増えてしまいます。
ワンちゃんの目線から見ると、自分が何かを口にすると
飼い主さんが飛んできてくれる
オヤツをくれる
注目してくれる
といったことになっています。
美味しいものを食べること
大好きな飼い主さんに構ってもらえること
はワンちゃんにとって、強力なご褒美ですから
この止めてほしいと思っている行動は
止めるどころかどんどん増えてしまうのです。
そうならない為には
いたずらされないように、お部屋の環境を整える
お散歩ではワンちゃんより先に、落ちているものに気づいて
口が届かないようにする
など、先手を打った対策が必要です。
それにプラスして、
普段から「ちょうだい」で物を離すことや
「待って」で止まれるように
練習しておけると良いですね。
飼い主さんが思う以上に、ワンちゃんはあなたのことが大好きです。
だからこそ、飼い主さんの影響力はとても大きいです。
そう思うと、ますます愛おしい存在ですね。
