愛情だけでは不足していました〜犬と私179〜

愛情だけでは不足していました〜犬と私179〜

私が初めて犬と暮らし始めたのは

中学生のときです。

当時、犬にまつわる本をたくさん読んで

いましたが、しつけも含め全てが独学。

いま振り返って良かった事、

良くなかった事を考えてみたいと思います。

やっていて良かった事

あちこちにお出かけ

お散歩デビューをしてから

本当にいろいろな所へお散歩に行きました。

 

お散歩のコースも決めていなくて

私自身が行ったことのない場所まで

遠出したこともありました。

 

お休みの日は父に運転してもらって

公園や河川敷にもよく行きました。

 

いま思えば、いろいろな所に出かけて

様々な経験をしたことが

社会化に多いに役立ったと思います。

 

基本的なトレーニングを繰り返し練習

オスワリやマテ、オイデなど

いわゆるオビディエンスをよく練習しました。

 

お家でできるようになってからは

お散歩の途中や公園でも練習しましたよ。

 

親バカですがよくできたので

友達にも練習の成果を披露していました。

(未だに20年以上前の当時のことを

覚えてくれている友達がいて、トレーニング

見せてくれたよね!と言ってくれます)

 

シニアになってからの健康診断

人間ドックのような一通りの検査を

半年に1回していました。

 

それでも肝臓癌が見つかった時には

既に末期でしたが、健康診断をしていなければ

症状が出るまで気づかなかったことでしょう。

 

余命宣告を受けてショックでしたが

心の準備、してあげられることをすることが

できたのは良かったです。

(余命半年でしたが、2年頑張ってくれました)

 

やってしまった良くなかった事

トイレの失敗で叱る

今でこそ、トイレの失敗は絶対に叱っては

ダメだと、一般の方の知識としても当たり前に

なっていますが、当時はトイレシートの袋に

「失敗した床に鼻をこすりつけて叱る」

なんて書いてあるものもあったくらいです。

 

さらにトイレトレーニングがなかなか上手く

いかず、自分も若くて忍耐力がなかった為

怒ったり、イライラしておりました。

 

これはしつけに悪影響でしたね。

叱らなくなって、環境を整えたら

あっさり覚えてくれました。

 

無理やりお手入れしていた

うちの子はシーズーでしたので

毛玉ができやすく、シャンプーやカットも

自分でする時がありましたので、長時間

嫌なお手入れに付き合わせていました。

 

とても忍耐力のある大らかな子でしたので

なんとか耐えてくれていましたが

あんなに無理にしていたら

噛まれてもおかしくなかったと思います。

 

もちろん今なら、嫌がらない範囲で

少しずつ練習していく。

自分の問題で手早くできないのなら

プロにお任せする…など

昔とは違う対応をします。

 

食事の内容が十分ではなかった

フードだけではなく

手作り食の時もありましたが

もっと健康的な食事について

考えてあげられたら良かったと思います。

 

全体的にたんぱく質不足でした。

また、あげていた食材も種類が少なく

食べたことがないものが多かったので

晩年に食欲が落ちた時に回復するまでの期間、

何をあげたら食べてくれるのか?に悩みました。

 

愛情だけでは幸せにできない

愛情・知識・技術、どれも必要

行動分析学を学んだ時に青木愛弓先生から

動物を幸せにするには

「愛情・知識・技術」どれが大切か?

というお話を聞きました。

 

これは3つ全てが揃っていないといけないのです。

愛情がたっぷりあっても、知識が間違って

いれば悪影響になることをしてしまいます。

 

知識があっても、技術が伴っていなければ

正しく実践することはできません。

 

技術があっても、愛情がなければ

心通わせることはできないでしょう。

 

特別学ばなくても、犬とはすぐに暮らせますが

うちの子をより幸せにしてあげたい

お互い良いパートナーになりたい

というのであれば、

やはり学びを止めてはいけませんね。

 

あっという間に犬の世界に入ってから20年。

それでも、まだまだです。

学び続けるお仲間さん、飼い主さんと一緒に

これからも歩んでいきたいなと思います。

 

 

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