犬同士で仲良くできますか?〜犬と私361〜

犬同士で仲良くできますか?〜犬と私361〜

犬同士の交流、難しいと感じますか?

お散歩で会った子や、ドッグランで会った子と

仲良く平和に過ごしてくれたら

どんなにいいだろうか?と人は思いますが

なかなか難しい時も多いですね。

何が犬同士の交流を難しくさせているのか?

【パワーバランスが合っていない】

片方は若くてエネルギッシュ!

遊ぼう!と勢いよく相手に近づきます。

反対に、もう一頭の子は、普段から

落ち着いていて、大人しくまったり過ごすのが

好きなタイプであれば…

 

押しが強い子の方が一方的に迫っていくので

相手は戸惑ったり、やめて〜となって

固まる、逃げる、攻撃する可能性が高くなります。

 

いきなり攻撃(吠えかかる、咬みそうになる、咬みつく、唸る)することは少なく

嫌だな…やめてよ…それ以上したらどうなるか分かってるよね?

と目まぐるしくボディランゲージを出しています。

 

それに押しの強い子が気づいて

引いてくれたら1番良いのですが

なかなか見えておらずで、上手くいきません。

 

いいじゃん、いいじゃん、仲良くしよう〜と

相手の態度を気にせずに、しつこく迫って

しまうのが若さゆえ?思春期ゆえなのかもしれません。

 

しかしこのままでは、押しの強い犬は

相手から攻撃を受ける可能性が高いですし

大人しい側も犬嫌いになってしまう…

他犬に対する嫌なイメージを持つ機会になって

しまいますので、お互いのためにも

人が積極的に介入したいです。

 

そんなに自分勝手にしつこくするのは

お母さんは許しませんよ!です。

叱るのではなく、間に入ったり

呼び戻して、交流を中断してもらいます。

 

何回か教えてあげると、冷静なってきて

止められる前に自分から離れる様子も見られます。

 

他には【気が合わない】もよくあります。

元も子もないのですが、人だって全ての人と

仲良くするのは難しいですから

犬ももちろんそうです。

 

特に思春期の男子は、お互いに張り合うところが

ありますから、仲良く遊ぶどころか

最初から喧嘩腰もあります。

 

相手が女の子なら?

男の子は優しく負けてあげるかのごとくで

女子が大抵強いものですが、しつこくして

嫌がられるのもよくあります。

 

距離感が大事。

自分の思いだけで、仲良くはできない。

相手の気持ちも汲み取って、交流する。

人も犬も同じですね。

犬同士の遊びは役割が交代する

一方的にどちらかだけが、においを嗅いだり

飛びかかったりしている場合、

対等に付き合えているとは言えません。

 

いつもにおいを嗅ぐ方、追いかける方

飛びかかる方であれば、その子は楽しいかも

しれませんが、先程の距離感や

マナーを知らない状態です。

 

それが続けば仲良くできていると

勘違いしていることになり

みんなから避けられたり、攻撃されやすくなります。

 

また、いつもにおいを嗅がれる側

追いかけられて、乗られて…という

やられる側なのであれば、他犬への思いは

回を重ねるごとに緊張や不安、恐怖を生みます。

 

お互いに交流したい気持ちがあり

犬同士のルールを分かった上で遊べるのであれば

におい嗅ぎは、お互いに嗅ぎ合うものであったり

追いかける、追いかけられる側が途中交代したり

乗る乗られるも、お互いに繰り広げます。

 

うちの子、やられる側だわ…と思ったら

次から助け舟に入ったり、無理に交流させようと

しないことも必要ですね。

 

うちの子、やる側だわ…と思ったら

うちの子だけじゃなく、相手の子のボディランゲージも

よく見てあげて、早めにうちの子を止めていきましょう。

やられる側の飼い主さんは、なかなか

引き離してくださいとは言いにくいものです。

 

犬の幼稚園でも、犬同士の交流がありますが

気が合わない子を無理に仲良くさせようとはしません。

 

いろいろな子がいて、遊べる子もいれば

におい嗅ぎだけ、さらっとして別れる子もいる。

近づかず、風に乗ったにおいだけで

十分な距離感の子や

関わりたくない相手もいるでしょう。

 

自分の気持ちと相手の気持ちをすり合わせて

行動を決めていけるようになるのは

子どもが、幼稚園、小学校、中学校…と

成長していく中で学ぶ人付き合いと同じです。

 

うちの子、友達がいないわ💦と焦る必要はありません。

日常生活で出会う他犬に対して、

極端に怯えたり、攻撃的だったり

興奮が強すぎることがないのであれば

何も問題はありません。

 

どこかのタイミングで気の合う子と

出会えるかもしれませんし

友達探しより、飼い主さんと自然の中に

お出かけしたりと飼い主さんとの絆を

深める方が犬には重要です。

 

飼い主さんとのコミュニケーションが

上手くいっていれば、

いざお友達になれそうな子に出会った時でも

必要な時に行う人の介入にも、素直に聞いてくれるはずです。

 

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