撫でてあげるときのポイント~犬と私713~
みなさんのワンちゃんは、撫でてもらうのが好きですか?
ずっと撫でてほしい!というタイプの子もいれば、自分の気分が乗った時に少しだけでいいという子もいます。
撫でてあげることは大切な交流ですが、犬にもタイミングや気持ちがあります。
全身、どこを触っても大丈夫なように慣れておいてほしいですが、その練習はしつつも、どの部分が苦手なことが多いのか?を知っておきたいですね。
よく言われるのは、身体の末端部分です。
- 耳
- 口
- 足先
- しっぽ
は敏感な部位で、触られるのが苦手な子が多いです。
また、顔周り、首、お腹も嫌そうにする姿をよく見かけます。
お腹はひっくり返って撫でてほしいと言っているのでは?と思われるかもしれませんが、撫でて!とひっくり返る子もいれば、たんにお腹を見せて寝転がっているだけで、触って欲しいわけじゃないという子もいます。
実際、それで触って咬まれたケースもあります。
犬の方から近寄ってきてくれて、背中などをヨシヨシ撫でているうちに伏せて、ゴロンとお腹を見せてくれた場合は、お腹も撫でて!という分かりやすいアピールですね。
こちらに背を向けて座って、後ろから肩~背中のマッサージを望む子も多いです。
うちの子でいつも一緒にいれば、触ってほしいのかそうではないのかも分かると思いますが、初対面のワンちゃんにはその子の苦手な部位やそもそも触られるのが好きなのかどうかは、分かりません。
そのため、怖がらせたり嫌な思いをさせないように、また事故防止のためにも、相手から近づいて来てくれること、苦手な部位は触らず下から手を出して、嫌がりにくい胸や背中を撫でてあげるようにしましょう。
とくに小型犬相手には、人が前から覆いかぶさる形で手を伸ばすことになり、犬を不安にさせてしまいやすいです。
場合によっては人もかがんであげる、目をじっと見たりしないで、下から手を出す。身体が覆いかぶさるようにならないように、背中はまっすぐにする、など少しのポイントを意識してあげるだけでも、犬の気持ちもリラックスしやすいです。
もちろん、触る前に飼い主さんに許可を得てからにしましょうね。
やさしい配慮のある人に撫でられることで、その子も人が好きな子に育つようにお手伝いできます。
反対に、自分勝手に触ってしまうことで、人嫌いにもさせてしまえますので、社会化の担い手として、やさしく親切にしてあげたいですね。