小さなサインを見逃さない〜犬と私375〜
毎日の犬との触れ合いや抱っこ、お手入れ、リードやハーネスの付け外し…身体に触れる時に犬が見せる【ちょっと嫌だな…】の小さなサインをしっかり見て気づいてあげましょう。
小さなサインの見逃しが続くと、大きなサインになってきます。
それが、唸る、咬みつくといった回避・逃避するための攻撃行動です。
子犬ちゃんや小型犬など、力が小さな子の場合は、人が簡単に力で勝ってしまって、少々強引にでも事を進めてしまえます。
小さなサインは、後退りする、ジタバタ逃げようとする、口を持ってくるなどの些細な動きです。
すぐ終わるから!と毎日、ジタバタしながら足を拭いていませんか?
後退りしているのに、そのまま抱っこしていませんか?
その積み重ねが、手や人への不信感、嫌なイメージに繋がります。
子犬ちゃんの場合は、思春期に入る頃から、今までは少々無理矢理にでもできていた事が、できなくなるケースでご相談を受けます。
子犬の頃は全く問題がなかったことであっても、思春期からは様子が変わることがよくあるもの。(それが思春期です)
元々苦手としていたのであれば、その気持ちはより顕著になります。
少しでも気にするそぶり、嫌がるそぶりが見えるなら、無理に進めずに、オヤツをあげながら練習してみましょう。
コングに塗ったペーストを舐めながら、足を拭く、ブラッシングをする、ハーネスを付け外しする。
最初は食べながらで大丈夫です。
毎日のルーチンになり、当たり前になり、慣れて平気になってから、オヤツを後出しにしていきます。(足を1本拭いたらオヤツ、ハーネスをつけたらオヤツなど)
焦らずゆっくりと進めてあげてくださいね。
犬の小さなサインに気づいて、犬から【分かってくれる人!】と認定してもらいましょう。