後ろ足の筋肉を貯筋しよう〜犬と私613〜
年を取ってくると、犬も足腰が弱ります。太もものぷりっとした筋肉が、薄くなってきたのを感じた方もおられると思います。
筋肉が落ちると、立ち上がる動作が大変になったり、以前は簡単に上り下りできていた段差も難しくなったりします。
さらに進行すると、排便のポーズが難しくなりきばれない状態に。
この頃には起き上がりや排泄、移動にも少し介助が必要となってきます。
最後は寝たきりになってしまうこともありますので、できることで予防をしたいですね。
加齢により、筋肉量はどうしても減っていきますが、少しでも筋肉を維持したり、減少するペースを遅らせることを考えたいです。
その為には、若い頃からお散歩でしっかり歩くこと。
歩く場所もいろいろな所へと出かけることで、足裏の刺激も変わります。
砂浜だとしっかり足を踏み締めないといけませんし、坂道の上り下りも良い筋トレになります。
足を意識して使うということでは、低いものを跨ぎながら歩くのもおすすめです。
タオルを丸めた棒状のものを何本か並べて、そこを跨いで通り過ぎるのもゲーム感覚で楽しみながらできます。
ぴょんぴょんジャンプして通り過ぎるのではなく、ゆっくり跨いでいけるといいです。
今まであまりお散歩に行っていなかった、すでにシニアになっているという場合は、いきなり運動量を増やしては体調を崩します。
今はまた暑いですから、早朝や夜遅い時間に少しずつ時間を増やすようにしてみてくださいね。
くれぐれもお散歩は体調1番で、室内でできることも増やしてみてください。
また、病気で食事の制限などがなければ、シニアになったからと言ってたんぱく質を減らしすぎないようにしてあげましょう。
たくさん動いても、身体を作る栄養素が足りなければ筋肉は維持できません。
食事と運動、遊びから、犬の身体と心、脳も元気に若々しくいられるように、楽しい刺激を与えてあげたいですね。