犬と私 80 心を落ち着ける方法
友人と話している時に、親の感情は子どもにすぐ影響するという話題になりました。
見ていないようで、親の顔色は気にしているし、敏感に察知すると。
犬も飼い主さんとは親子関係に近く、飼い主さんがどのような態度でいるかに、強く影響されますね。
そのつもりはなくても、バタバタと動いてしまって、「落ち着かない」や「一大事だ」と伝えてしまっているかもしれません。
また不安そうな表情と発する匂いから、犬の不安を煽ってしまっている時もあるでしょう。
飼い主さんには「肝っ玉母さん」でいることをオススメしますと、よくお話させて頂きます。
しかし、自分の感情のコントロールをいつも上手くするのは、なかなか難しいです。
その日の体調や、周りの出来事にも大きく左右されてしまいます。
毎日、やるべき事に追われている方が多いと思いますので、感情のコントロールに大切な余裕を持つことが、しづらい状況にもあると思います。
友人と話していて、犬にとって嬉しいもの、ワクワクするポジティブな感情を引き出してくれるアイテム(例えば、名前を呼んでおやつ)を、たくさん作っておくことが必要なように、
人の方にも自分が不安や焦り、イライラに傾きかけそうな時に、感情を整えてくれるアイテムがいるなと思いました。
それは難しいことではなくて、例えば友人には長年愛用しているお気に入りのマグカップがあり、それを使ってお茶をしている時はいつもリラックスしていると。
それを、ちょっと調子が悪いな…と思った時に、どーんと落ち込んでしまう前に、意識してお気に入りのマグカップでお茶をする時間を作ってみる。
そうすると、ネガティブに傾きかけていた感情もホッと一息ついて、余裕を取り戻せそうです。
何も意識しなくても、自分がホッと一息できる時間を入れられる方は良いのですが、そうではない方は、意識してされてみると自分と犬の安定にも繋がります。
おやつタイムを作る
友人と会って話をする
気心知れた人と電話をする
お気に入りの本を読む
映画を見る
お菓子作りをする
裁縫をする
お散歩をする
歌を歌う
など、自分が好きでリラックスできたり、楽しくできることなら、なんでも構いません。
最後に、人はこのように自分で気分転換できますが、犬は与えてくれる環境の中でしか生きられませんので、退屈を減らしてあげることも、合わせて考えていきたいですね。