どのように記憶するか～犬と私984～
出会った人、もの、場所、経験は、楽しかった！嬉しかった！怖かった！嫌だった！など、その時に感じていたものと一緒に記憶します。
とても怖い思いをした場所にもう一度行くことになったら、その場所に近くなるだけで心臓がドキドキして逃げ出したくなるものです。
人だけでなくワンちゃんも、意識せずともこのような自分が感じていたものと一緒に記憶を増やしていきます。
だからこそ、社会化は楽しい、うれしい、おいしいといったワンちゃんにとって良い経験になるように配慮します。
ただ連れて行って見せたり、経験させるだけでは、どのようにワンちゃんが感じているか分かりません。
感じたものが不快であったのであれば、慣れてもらうどころか、次は拒否反応を引き出してしまいかねません。
社会化、しつけやトレーニングをしている時だけでなく、日々の暮らしの中でこの学習と記憶は行われています。
人を信じてフレンドリーであってほしいなら、そう思ってもらえるように接することが大切ですね。
怪しまれたり、警戒される人にならないように気をつけたいです。
