いつもとは違うパターン

ワンちゃんの暮らしにいつものパターン(習慣)を作ってあげることは、心に安心や安定をもたらします。

規則正しい生活が心身の健康に良いと、人だけでなく犬にも言えるのです。

一方で、いつもとは違うパターンになってしまった時に、戸惑い、強い不安を感じたり、問題が起こってくるケースもあります。

しつけの面では、いつも同じパターンで練習をしていると、そのパターンの時だけできるということになりかねません。

そのため、1つのパターンができたら、違うパターンで練習をするのがおすすめです。

これは、いつでもどこでもできるようになることにも通じます。

例えば、いつも夜ごはんが終わって一息ついてから、リビングでオスワリ・マテの練習をするとします。

このパターンでのマテはどんどん長く待てるように進歩していったとしても、場所が変わったり、時間帯が変わるとどうでしょうか?もしかすると、いつものようには待てないかもしれませんね。

同じように、いつもお留守番のときと、夜に人が眠るときにはハウス(サークル)に入ってもらっているというお家のワンちゃん。

いつものハウスタイムでは、落ち着いて寝て過ごしてくれていますが、急な工事や点検で人が家に入ることになった時はどうでしょうか?

なかなかハウスに入ってくれなかったり、入っても落ち着かないかもしれません。

状況が変われば、いつもできているはずのことができなくて困るというお悩みはよくあります。

暮らしにパターンを作って落ち着いた日々を送らせてあげる一方で、しつけの面では積極的にいつもとは違うパターンで練習を取り入れていくことが大事ですね。

 

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