小さな嫌を見逃さない〜犬と私606〜
犬が嫌がった時にする動作は、見た目に大きく分かるものから、小さなサインで見逃しがちなこともあります。
嫌がり方の大小に関わらず、嫌だな…不安だな…といった様子を日常生活の中で見せた場合、そのまま強行突破してしまうのはおすすめしません。
気づいてあげたい嫌なサイン
- 後退りする
- 逃げる
- 近寄ってこない
- 白目が見えている
- 固まる
- 人の手を凝視する
- 唸る
- 咬みつく(咬みつく真似をする)
- しきりに身体を掻く(身体の痒みはないのに)
- 身体をブルブルっと、水に濡れた時のように振る
- あくびをする(眠くはないのに)
- 失禁する、脱糞する
嫌がりやすい状況
- 首輪やハーネスをつけるとき
- お散歩後の足拭きをするとき
- ブラッシングなどお手入れをするとき
- 抱っこをするとき
- 撫でてあげるとき
- 犬に前から覆いかぶさる形になって近寄る時
- 捕まえようとするとき
- 大きな音が鳴っている時(掃除機、ドライヤー、花火、雷など)
ぜひ何気なく流れている、日常の中での犬の様子を気にかけてあげてくださいね。
大きな嫌がる行動をして、必要なお手入れなどができなくなるといった問題行動の予防にもなります。
何より、日々、小さな事であってもストレスに思うことが繰り返されているのであれば、少しでも減らしてあげたいですね!
慣れてもらえるように練習していくと、嫌がるものが減るだけでなく、お互いの暮らしやすさにも繋がります。
たとえば、ハーネスをつけるのを嫌がって逃げ回っていた子が、自ら頭を通して協力的になってくれたら、暮らしはもっとスムーズになります。
嫌がるからダメ!ではなく、嫌な気持ちを受け入れてあげた上で、それでも必要なことは嫌な度合いを減らす取り組みをしていきましょう。