いつも同じ時間帯や、同じ状況で問題が現れていることがよくあります。
前もってパターンが分かっているのであれば、困る行動が出るのを待たずに先手を打つことをおすすめします。
例えば、飼い主さんが夜にテレビを見ようとソファに座ると、飛びついて噛んでくるのが定番になっている場合。
ソファに座る前に、ワンちゃんのおもちゃを手に持ってから座るようにし、そのままの流れでソファに座りながら遊んでみてはいかがでしょうか?
座ったままでもおもちゃを投げたり、引っ張りっこをしたり、パペットでプロレスごっこもしてあげられます。
日中は学校や仕事で留守にしている時間が長い場合、夜こそワンちゃんが待ちに待った家族と遊べる時間♪なのですね。
飼い主さんは1日動いて疲れていても、ワンちゃんは夜からが本番なのかもしれません。
遊ぼう!という楽しみな気持ちの現れが、飛びつくや噛みつくであるのなら、それを叱ってやめさせようとするより、先に遊んであげてワンちゃんが満足してから、オスワリやマテなどの練習をしてみてはいかがでしょうか?
遊ぶことが習慣になってくると、今までは飛びついていたのが、おもちゃを持って来てくれるようになることも。
もちろん、持ってきてくれたら1回でもいいので、一緒に遊んであげましょう。
(持ってきてくれなくても、自分でおもちゃで遊んでいるときに、褒めたり一緒に遊ぶようにしてあげるといいです)
慣れてきたら、遊びの中でオスワリやマテなど、トレーニングも混ぜながら遊ぶこともできます。
わざと失敗させて(問題行動を引き出して)から、いけない!と叱るしつけが昔は主流でしたが、叱られても「では、どうすれば良かったのか?」は分からないままです。
そのため、何度も失敗し、叱られてを繰り返すことになります。
最初から叱らなくてもいいようにする(今日のお話では、ソファに座るときに手におもちゃを持っておき、先手を打って遊ぶようにすること)
どうすればいいかを先に教えてあげること(ワンちゃんがおもちゃを持っていたら遊んであげること)が、お互いにストレスも少なく楽しくできるしつけです。