食欲が落ちたり、あまり食べられなくなってきたワンちゃん。
飼い主さんは、ありとあらゆるものを考えて、なんとか食べてもらおうと工夫されます。
普段のごはんがドライフードだったなら、ふやかしたり、缶詰やレトルトパウチを入れたり。
手作りごはんや、もう何でもいいから食べればオッケーとパンやソーセージ、人の食べ物で味が濃いものも含めてあげることもありますね。
昔、私が子どもの頃に大好きでよく見ていたムツゴロウの動物王国。
そこでは食べなくなり弱った老犬に、ムツゴロウさんがハムをあげているのを見ました。
ハムがきっかけで食べる意欲を取り戻すこともあるとか。このお話は、絶対に覚えておこうと、当時メモを取ったのを覚えています。
我が家の歴代の子たちも、最後の方には食べてくれない悩みがありました。
いろいろ試してみて、食べてくれるものを見つけて喜んでも、つぎの食事の時には見向きもしなかったりするものです。
当時は元気なうちから、いろいろな食材を食べさせてあげて、好みを知っておけば良かったと思いました。
食べないときは、食材そのものが食べる気にならないように思えても、温度や形状、与え方を変えると食べてくれることもあります。
寒い今の時期は、お水も頻繁にかえてぬるま湯にしてあげるとよく飲んでくれました。
またご飯も温めることで、香りも強くなります。
おかゆや雑炊のように、どろどろになっているのが好きな子もいれば、食べ慣れないなどで苦手な子もいます。
老犬だから柔らかい物を・・・と思っても、本犬は歯ごたえのあるものが好みなケースもありました。
いろいろなものを混ぜたごはんの方が食べることもあれば、混ぜたら食べないけれど、一つ一つ食材ごとにお皿に分けてあげると食べることも。
いろいろなパターンを試してみていただきたいと思います。
また、何がいいのか分からない時には、ワンちゃん専用で作っても食べてくれないとがっかり度も大きいです。
人の離乳食を大人のごはんから取り分けて作るように、ワンちゃんのごはんも人の食事の中から食べられるものを取り分けて与えることもできます。
冬の季節はお鍋も増えてきますね。ネギを入れる前に(ネギをあげなくても一緒に煮てしまったら成分が溶け出しています)取り分けてみてください。お味噌汁も同様に取り分けできます。
たくさん食べてくれるのは難しくても、何か食べられるものが見つかるといいですね。