はじめに知っておきたいこと〜犬と私747〜
犬を迎えて、新しい生活が始まったら、待ったなしのお世話や犬の成長(問題も)出てきます。
その時に慌てたり悩んだりをなるべく減らせるように、学んでおくことは大切です。
飼い主さんに迷いや不安が少ないことは、犬にとっても安心できる環境になります。
そして、よくある間違いや勘違いの対応で、問題行動が起きやすくなっていますので、それも予め知っておけると予防になりますね。
いつもお伝えすること・・・犬は24時間いつでもどこでも学習しているということ。
だからこそ、何気ない日常のやりとりが犬には大きく影響していて、それが困る行動へと繋がっていることもよくあるのです。
たとえば、声をかけたり、ハウスから出してあげるタイミング一つとっても、落ち着く方向へと導いてあげられるか?それとも興奮を助長してしまうのか?が変わります。
飼い主さんの視線が犬の方を向くだけでも十分なご褒美となるほど、ワンちゃんは飼い主さん命です。
ダメ!と一生懸命叱っていても、褒められたのと同じくらいにしか思っていないこともあるものです。
このことから分かるのは、困る行動には無反応、または無言で止める。そもそも困る行動をしない環境を整えておくこと。お部屋を片付けることは必須ですね!
そして大切なのは、困らない、して欲しい行動にどんどん注目して声をかけたりと、その良い行動を犬がしているタイミングで関わるようにしてあげたいです。
お部屋に自由に出してあげるタイミングも、トイレの成功失敗に大きく関わってきます。
特に子犬はトイレのタイミングを記録して、次にもよおす頃にはまたトイレに連れて行ってあげる必要があります。
成功したら特別に美味しいオヤツのご褒美も忘れずに。
頭を撫でてあげることが、犬が喜ぶとは限らないことも知っておきたいです。
ヨシヨシ、褒めているつもりでも、犬が後ずさりしたり、顔をそむけたりと逃げ腰にはなっていませんか?
喜んでいるのであれば、嬉しそうに撫でられることを受け入れていたり、もっと!と人に近寄ってくるはずです。
褒めるのはオヤツをあげれば良い。撫でてあげれば良い。
という形だけに拘らずに、目の前の犬の様子を観察すること、褒めていることが上手になっている(よくするようになっている)といった効果の検証も大切です。
その為には、ボディランゲージを学んで犬の気持ちを理解することも欠かせません。
毎日のブラッシングやお散歩後の足拭きなどのお手入れ時にも、ボディランゲージを意識して見てあげて、格闘して無理やりなんとか終わらせる習慣にならないようにしたいですね。
どこでも嫌がらずに触らせてくれるか?は日常のお手入れ、ハーネスやリードの付け外しなどで、嫌な思いをしていないこともポイントになってきます。
些細なようでも毎日のことですから、嫌な積み重ねにならないように丁寧に行いたいですね。
始めのうちは食べ物を使いながら、お手入れやリードの付け外しをしてあげて、嫌がる習慣をつけないようにしてあげましょう。
日本語版が出ました!可愛いイラストで学べるボディランゲージの本です。
犬語図鑑 犬のボディランゲージを学んでもっと愛犬と仲良くなろう