雷は誕生日パーティー〜犬と私746〜
犬に怖くないよ、大丈夫だよを伝えるには人に伝えるようにはいかないものです。
人相手であっても、本人が大丈夫と思えなければ大丈夫にはならないもの。
昔、子どもと「雷は雷様のお誕生日パーティーをしている音である」というアニメ動画を見たことがあります。
それを見てからは、大きな雷の音にびっくりしても、怖がることなく今日はパーティーをしているね!とすぐに落ち着いてくれていました。
この言葉で理解することができ、実際に見ていなくてもお話により想像できる能力を共有できることは、とても強いです。
ワンちゃん相手にはこのストーリーは意味を成しません。
小さな子どもの様子を見ていると、身近な人の感情の動きが、その子の目の前にある状況をどう捉えるか?
その判断に大きく影響しているようです。
犬も人の感情を読み取る能力が高く、共感性も高い動物です。
犬種や性格によりますが、かなり人の感情と連動してしまう子もいるのが分かっています。
そう考えると、大丈夫と伝えたい時は、本当に大丈夫でなんでもない風にして、平常心でいてあげることが大切だと分かります。
また、犬が目の前の出来事をどう捉えるか?意味づけるかにも、飼い主さんは影響を与えることができるわけですから、一般的に犬が怖がりやすいこと、嫌がりやすいことは前もって「ポジティブな意味づけ」をしてあげることも可能です。
また、状況によっては難しいこともありますが、一度ネガティブな印象になってしまったものを、ポジティブな印象へと上書をすることも可能です。
そんなに悪いものでもなかった・・・と思ってくれたら、やった!ですね。