ワンちゃんの繰り返す困った行動。
繰り返すということは、その行動により、何らかのメリットがあるということです。
1つは、何か欲しいものを得られている。
食べ物、遊び、飼い主さんの反応などが当てはまります。
もう1つは、嫌なものを避けることができている。
苦手なお手入れが終わる、苦手な抱っこをやめてくれる、苦手な他犬を追い払うことができるなどが当てはまります。
どちらのパターンでも、ワンちゃんは人が困るかどうかというのは関係なく、自分のその行動によってメリットを受けられているので繰り返します。
1つ目に当てはまるパターンで
- いたずらを叱る
- 飛びつきをやめさせようと押し返す
- 甘噛みに痛い!と言う
- トイレの失敗に慌てて駆け寄る
など、してしまいやすいです。
そうすると、大好きな飼い主さんの反応はワンちゃんにとってご褒美ですから、繰り返してしまうことになりやすいです。
また、このような飼い主さんの反応を得られた行動は、覚えるのも早いです。
それが困る行動ほど、早く覚えると感じることに繋がるのかもしれませんね。
ワンちゃんは、飼い主さんに構って欲しいだけですから、困る行動以外で構ってもらえることを教えてあげる。
また、気を引かなくてもいいように、先手を打って触れ合いや遊びをしてあげられたらいいですね。