賢い犬たち~犬と私194~
うちの子なにもできなくて・・・
少しも言うことをきかない!
そう言われる犬たちに接してみると
むしろとても賢いなと思うことが多いものです。
言葉で伝えるだけでは難しい
犬が理解しやすい伝え方
シー!もうちょっとハウスで静かに待ってね。
ウロウロしないで!オスワリして。
コラ!お客様に飛びつかないで。
犬に何かしてほしい行動があるときに
人のコミュニケーション方法で伝えようと
してしまうと、上記のような会話になります。
これで伝わると良いのですが
もちろん話している文章の内容までは
伝わらないわけで・・・
なんだか、飼い主さんが焦っているな
機嫌が悪そう
え!遊んでくれる?
なんていうふうに
声をかけてくれたこと
注目してくれたこと
犬が感じ取れる飼い主さんの気分
などをシンプルに今の自分の行動の結果として
受け止めています。
そのため、いくら叱ってもなおらない
全然覚えてくれない・・・といった
すれ違いが起こりやすくなります。
そこで犬に伝わりやすい方法※で伝えてみると
どんどん行動が変わったり
楽しそうに動いて、もっとしたい!と
やる気もいっぱいになってくれたりします。
「伝え方、伝わり方」の問題があって
上手くいかなかっただけで
とても賢い犬たちです。
「教えた分だけ覚えてくれる」
注意したいのは
無意識に教えてしまったことが
人からすると困る行動であることも
多いということです。
間違って教えてしまった飼い主さんが
悪いという話ではなくて
犬に分かりやすい、親切で丁寧な伝え方が
ありますので、知ってほしいな・・・
そして犬との暮らしをさらに楽しいものに
してほしいなと願っています。
※犬に伝わりやすい方法
例えば、言葉ではなく態度で示すようにします。
飛びついたら、構わない、知らん顔。
4つ足が地面に着いたら、構う。
ハウスやおすわり、まてなど
してほしいことを伝えるときに
余計な言葉をつけ足しません。
はい!ハウス入っててよー。ハウスは?ハウス!
ではなく、
その子が確実に入ってくれる環境で
ハウス!とシンプルに伝える。
入ってくれたら褒める。
まとめると、
して欲しいことをしやすくなる・したくなる
環境を整えることが大切です。
そして、してくれた時には
それで合ってるよ!お利口さん!
の気持ちで褒めるのが大事ですね
(ご褒美のオヤツも使います)
オススメの本です!