怯えのない暮らし〜犬と私215〜
みなさんの愛犬は
飼い主さんに対してまたは、ご家庭の中で
心理的な安全を感じているでしょうか?
心理的な安全
不安や恐れのない暮らし
想像してみましょう。
皆さんが、家族や友人に何か話をするたびに
否定されたり、咎められたりします。
会社でも、どんな仕事をしても成果や過程の
頑張りを認めてもらえず、ただ粗探しのように
悪い点ばかり指摘されます。
こんな状態が続いたとしたら…
気持ちは沈んで、誰とも話したくなくなり
仕事にも行きたくなくなり、何かチャレンジ
してみようという気力もなくなります。
人は否定されない、傷つけられないという
安心感がなければ、自分をさらけ出すことは
できませんし、能力も十分には発揮できません。
いつ何を言われるか…とビクビク、ドキドキした
緊張状態では、戦うか逃げるかの2択…
もし逃げられない状況であれば
諦めて、耐え忍び、活力のない日々を送る
選択をされる方もおられるかもしれませんね。
この話、犬の場合も同じです。
遊ぼう!と飛びついたら、コラ!と叱られ、
面白そう!と噛んでみたら
イタズラしない!と怖い顔で追いかけられる。
お散歩で、あっち行きたい!と走ったら
ダメ!と首が締まり、
誰か来たよ!とインターホンに吠えたら
うるさい!と怒鳴られる…
こんなに極端に叱ってばかりの飼い主さんは
少ないと思います(思いたいです)が
わりと、悪い点を注意するために関わることが
多くなっていて、反対に
良い点はスルーしてしまっている関係性は
よくあるかと思います。
うちの子には、怯えることなく
のびのびと暮らしてほしい。
家族に対して心を開いてほしい。
そう思われるなら、うちの子に心理的な安全を
感じてもらえるように接しましょう。
その土台があれば、苦手なことや困難に
出会ったときも、心が繋がっている
飼い主さんの助けを借りて
犬は乗り越えられます。
まさしく、人の親子関係と同じですね!