安全基地になれていますか?〜犬と私238〜

安全基地になれていますか?〜犬と私238〜

小さな子どもは、びっくりしたり不安になると

一度親元に戻り、心を落ち着かせてから

再び親から離れて動き出します。

これは愛着理論の概念にある安全基地です。

うちの子にとっての安全基地になろう

心が落ち着く助けになれているでしょうか?

少し長いですが、安全基地についての説明を以下に貼り付けます。

心の拠り所としての『安全基地』
安全基地とは、子供にとっての愛着対象が、幼い子供に提供する心地よい安定や保護が保証された環境を意味する。子供は母親などの養育者を安全基地のように感じられると、好奇心は外の世界に向けられ、外的世界を探検することができるようになる。危険信号を感じると愛着対象にしがみつき、危険が過ぎると再度探索を行う。必要に迫られた時に心のよりどころとなる『心の安全基地』を持つことによって、辛い境遇や危険を乗りこえていくことが出来るようになる。Wikipediaより

 

ポイントは2つ。

  • 養育者を安全基地のように感じられると、好奇心が外の世界に向き探索できる
  • 安全基地を持つことで、困難を乗り越えていくことができる

 

犬が飼い主さんに愛着を持ち

安全基地と感じられることで

外の世界の探索ができるようになります。

 

外の世界の探索では、不安や恐怖を感じることもあります。

その時に安全基地である飼い主さんの元に戻ることで

安心感を感じられ、再び挑戦する気持ちになります。

 

飼い主さんは優しく見守り、必要なときは助けになる。

そばにいるだけでも、犬にとっては心強さに

繋がっていたりする訳ですね。

 

今日は合同ノーズワークレッスンでしたが

サーチ中に不安を感じたワンちゃんが

飼い主さんの元に戻り

飼い主さんのにおいを嗅いで安心を得てから

再びサーチに戻る姿が見られました。

 

この時の飼い主さんが発している「におい」も重要です。

 

飼い主さんが心配や不安、焦りを抱えていると

犬にとっては「不穏なにおい」となり

安心感を得るどころが不安が募ります。

 

気にして見てみると、飼い主さんの想像以上に

犬は頻繁に、安全基地を使っています。

 

いつでも戻っておいで!大丈夫!と

安心を伝えられる基地でいられるように

心を整えておきたいですね。

そのためには心の余裕が必要です。

 

疲れたら早めに休む

予定を詰め込み過ぎない

周りに助けを求める

自分の好きなことをする時間を作る

など、飼い主さん自身を労ることも

ぜひ大切にされてくださいね!

 

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