不安の学習をさせない〜犬と私259〜
大雨が続いています。
スマホの警戒アラームがよく鳴っている方も
地域によってはおられると思います。
地震のアラームも鳴るとドキッとしますよね。
そのドキッ!犬も感じているかもしれません。
緊急速報のアラームの学習
不安を呼び起こす音になることも
はじめは何の意味も持たないアラーム音も
何度か鳴ることで、その音の意味を
犬は見出して学習します。
お家に来たばかりの子犬が、
インターホンが鳴っても全く反応しなかったのに
成長に伴って、インターホン=来客という
意味を知り、吠えるようになったり
玄関に走って行くのも学習の結果です。
緊急速報のアラーム音が鳴ると、飼い主さんは
驚いたり慌てたりと、落ち着かない雰囲気に
なりやすいですね。
そこで実際に地震が来たりすると、
アラーム音=地震、揺れる時の大きな音、
飼い主さんの恐怖心などが伝わります。
その学習により、次に同じ音が聞こえた時は
地震や大きな音を予測して怖がったり
パニックを起こす子も出てきます。
人も地震を怖くないフリは難しいですし
身の安全を守る行動をすることが優先ですから
揺れがおさまった後で
犬に何をしてあげられるか?が大切ですね。
避難が必要な時は、そうは言っておられませんが
家でそのまま過ごせる状況であるのなら
犬の不安や緊張をほぐしてあげて
安心させてあげられるような事をしたいです。
飼い主さんも落ち着くために
何か温かい飲み物を飲んで
犬も一緒にオヤツを食べてもいいですね。
いつものように食べてくれるのを確認できたら
鼻を使う遊び(食べ物を探す遊び)を
するのもオススメです。
犬は鼻を使うことでリラックスできます。
地震ではなく大雨などのアラームであれば
アラーム音が鳴ったら、オヤツをあげましょう。
アラーム音=オヤツで
アラーム音が聞こえたら、不安になるどころか
美味しいオヤツを期待してよだれが出てくるかもしれません。
まさにパブロフの犬なのですが、
この不安ではなく、オヤツを期待する
ポジティブな気持ちになれる学習は
犬を助けてくれます。
【アラームが鳴ったらオヤツをあげる】
だけですから簡単にできますので
ぜひお試しくださいね。