予防の大切さ〜犬と私267〜

予防の大切さ〜犬と私267〜

今日は、さぬき動物愛護センター(通称しっぽの森)に研修で行ってきました。

予防の大切さ

研修では、高松市にある

やすだ動物病院の保田先生から

犬や猫の病気や予防について教えていただきました。

 

コロナ禍で、狂犬病の集団接種が中止になり

接種率が下がっているそうです。

特に香川県は接種率もワーストだとか。

50%を切っているそうで、これは危機的な状況だとおっしゃっていました。

 

狂犬病はご存知のとおり、発症すると

100%亡くなります。

日本は長らく狂犬病は発症していませんが、

海外で狂犬病に感染した犬に咬まれて

帰国後に亡くなるケースはあります。

 

また、狂犬病が出ていない清浄国と言われる

国の数もとても少なく、お隣の韓国や台湾では

狂犬病が出ていますので、いつどこから

日本に入ってくるか分からない病気です。

 

私たちにできることは、毎年の狂犬病予防接種を

うちの子に受けさせることです。

集団接種ができない今年は、12月までに

かかりつけの病院で打つことを勧められています。

今年の注射がまだの方は、ぜひ早めに病院にご相談くださいね。

肥満は病気

最近、肥満は病気だと言われるようになってきました。

肥満になることで、関節や心臓の負担が増える

様々な病気のリスクが上がる

猫の場合は尿路結石ができやすくなったり

犬は皮膚病も発症しやすくなります。

 

肥満と正常な体型では、平均寿命に2年も差が出るそうです。

これは大問題ですね。

 

うちの子に健康で長生きしてもらうために

かかりつけの動物病院をつくり

病気の予防や万が一の時も

早期発見ができるようにしたいですね。

 

保田先生が、犬や猫がご飯を食べるからといって

健康であるとは限らないと言われていました。

 

私たちのように、だるい、しんどい…と

言えませんので、実は病気が隠れていても

すぐには目に見えて分からず

ご飯もしっかり食べてくれたりします。

 

分かった時には遅かった…とならないように

ワクチン接種やフィラリア•ノミダニの予防

健康診断で血液検査、尿検査、検便、エコー、レントゲン…

といったことを定期的にしていくことが大切ですね。

マダニに注意

マダニが媒介する病気が危険という話もありました。

犬や猫は予防薬を飲むことで予防できますが

人は予防薬を飲んでいませんので、

一緒に草むらに行ったりする時などにも

注意が必要ですね。

 

本当に今は公園など、どこにでもマダニはいます。

そして、真冬もマダニはいますので

1年中予防薬が必要ですし

人の服装も気をつけたいです。

 

マダニが媒介する病気の1つ、

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は

香川県内でも今年の6月に亡くなった方がおられます。

 

野良猫に咬まれて感染…

というケースも過去にありますから

マダニ自体への注意だけでなく

マダニの予防ができていない犬や猫から

感染することにも注意が必要です。

 

実際に全国の獣医さんが、この病気に感染しています。

そして、コロナウイルスより致死率が高い病気だそうです。

 

怖い病気がたくさんありますが

知って、正しい予防を行い

健康的な生活を送っていれば

リスクはかなり減らせます。

 

これは人も全く同じ話ですね。

どこかに痛みが出たりすると

普段の何もない状態の有り難さに気づくのですが

また治ってしばらくすると、健康の有り難さを

忘れがちですね。

 

今一度、うちの子の健康管理と

飼い主さんご自身の健康についても

見直していただけたらと思います。

 

最後に。

今、しっぽの森では里親募集中の猫ちゃんが

たくさんいます!

猫を迎えたい方、一度見に行ってみてくださいね。

 

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