社会化の効果〜犬と私272〜
子犬のころに他犬との社会化を頑張っていれば、
成犬になってからも遊べると思いますか?
今日は子犬の頃にする社会化の効果や
社会化をする意味を考えてみます。
付き合い方が上手くなる≠遊べる
子犬のころから社会化を頑張っていると
成犬になっても、他の子と上手く遊べる。
(もし社会化をしていなければ、遊べないはず)
このように思われますか?
実は、他犬との関わり方を学ぶ社会化を頑張っても
誰とでも遊べる子に育つのは難しいです。
遊ぶには、相手が必要ですので
相性や、相手の態度によっても
関わり方は変わってきます。
犬同士の関わり方には
- 遊ぶ
- においを嗅ぎ合う
- 見るだけ
- 見ないでいないフリをする
など、他にもたくさんあって
自分の気持ちと相手の様子で刻一刻と変わります。
ですから、遊べる相手もいれば
近寄ってにおいを嗅ぐだけで終わる
お互いに知らんぷり…なんてこともあります。
社会化を頑張ると、相手の様子に合わせた関わり方や
自分の遊びたいなどの気持ちを上手く表現して
誘えるようになる、そのような臨機応変な
付き合い方が上手になります。
これはとても大切なことですよね。
とても社交性のある子どもが大人になったら
会う人全てとプライベートでも遊びに行くか?
と言われたら、そうではありませんね。
人付き合いが上手な方は
相手の様子を見て、相手に踏み込んだり
表面的な話で終わらせたり
喧嘩腰の相手を上手く交わしたりと
トラブルに巻き込まれにくかったり
仲良くなれる人を作りやすかったりします。
同じことが犬にも
犬付き合いの上手さにより
もたらされますので、やはり社会化は大切。
その子の生きやすさに繋がったり
楽しみを増やしてあげられますね。
社会化は子犬の時期に頑張ったら終わり!
ではなく、一生続きます。
経験が増えるほど、強く逞しく動じなく
なっていくのも、人と同じです。
生きる力が強い、
やさしく逞しい子に育てましょう!