しつけ・トレーニングのこれから〜犬と私316〜
犬のしつけ・トレーニングは昔は
いけない事を罰して教えることが主流でした。
おすわりをしなければ、罰して
おすわりをしたら罰するのをやめる。
吠えたら罰して、吠えるのを止めたら
罰するのをやめる。
このように、罰を回避するために
犬は望ましい行動を覚えていきました。
今は、褒めて良いところを伸ばす
しつけ・トレーニングが主流ですね。
おすわりができたら、オヤツがもらえる。
吠えずに歩いていたら、オヤツがもらえる。
おすわりができていない時、
吠えている時は、オヤツは提供されません。
このように、犬は自分の行動の何が
褒めてもらえるのか?を学んでいきました。
そして、さらにしつけ・トレーニングの世界は進んで…
より動物福祉に配慮したものとなってきています。
人が望む行動をただ教えるだけではなく
犬が望むことをより考えて
トレーニングを計画します。
オヤツをあげることだけが
ご褒美になるのではなく
犬が何を望んで、その行動をしているのか?
を考えることで、
【犬が望んでいたことを提供する】
ことが可能になります。
それができるようになると
犬が本当に欲しかったものが
手に入りますので、
よりトレーニングもスムーズに進みます。
犬が望むものを手に入れるための方法も、
1つだけではなく、複数の方法で
得られるように設定したいです。
嫌だけど、欲しいものの為に
これをやるしかない…といった
他の選択肢がなくて仕方なくやる…
というのをできるだけ減らしていきたいです。
そうすると犬の選択肢は増え
自由度が増して
より犬の暮らしも充実します。
動物のトレーニングの世界も、研究が進んでいます。
世界中の熱意のある方が、
動物と人の幸せを願って
より良い方法を探究しています。
私も学び続けて、更新していきたいです。