前頭葉を鍛える〜犬と私433〜
前頭葉は感情コントロールを司る部分です。ここが加齢によって衰えてくると、涙脆くなる、怒りっぽくなる、その人本来の感情の起伏が露見しやすくなります。
40代からこの老化は始まるということで、他人事ではないのですが…(笑)
犬の場合は、元々が人よりも前頭葉の大きさが小さく、感情のコントロールが難しい=感情、本能のままに行動しやすいと言えます。
前頭葉を鍛えるには、人の場合は普段とは違うことをする、人と交流する、運動することが良いと言われています。
犬の場合も、ちょっとした刺激や変化のある生活をさせてあげたり、他人や他犬との交流、お散歩や遊びで走ったりの運動で対応できそうですね。
刺激や変化のある生活というのを具体的に考えてみると、
- ご飯(食材、味、形状の変化)
- 遊び(おもちゃ、遊ぶ場所、遊ぶ相手の変化)
- お散歩(コースを変える、ちょっと遠出する)
- 匂いの変化
などが取り入れやすいかと思います。
匂いの変化は、嗅覚で物事を把握する犬ならではですが、たとえば、いつものお散歩コースであっても行く時間帯を変えれば匂いの変化も大きくなります。もちろん、初めての場所、初めての人、初めての犬は匂いの新しい刺激として受け取るでしょう。
いろいろなフード、トリーツ、食材をあげることも、嗅覚への刺激になりますね。
犬も人も、要はちょっとした変化を楽しむことが、若さを保つ秘訣なようです。
そこにプラスして、いろいろな場所、状況での「マテ」の練習(食べ物を前にしてのおあずけではないです)を継続できれば、もっと脳を鍛えられますよ。
以前は待てていたことも、待てなくなる・・・というのがよく見られますので若いワンちゃんもぜひ今から「マテ」の練習を暮らしの中に取り入れてみてくださいね。