2頭目を迎える〜犬と私615〜

2頭目を迎える〜犬と私615〜

2頭目のワンちゃんを迎えようかな?という時、どんなことを考えて準備しておくと良いでしょうか?

まずは家族会議

一人暮らしでない場合は、家族全員が新しい犬を迎えることに賛成かどうかをまずは聞いてみましょう。

今までは1人でお世話ができていたとしても、2頭目を迎えたら、1人では大変なことも多いです。

みんなが協力的であれば、新しく迎えた子と、先住犬の両方のケアが充分にしやすいです。

一人暮らしの場合は、頼れる手がすぐにはありませんので、次に考えたい迎えられる環境かをよく考えてみましょう。

迎えられる環境かをよく考える

家族会議でみんなが賛成!であったとしても、実際問題、迎えられる環境(状況やタイミング)であるかを熟考したいです。

  • 仕事が忙しくはありませんか?(近い将来、忙しくなるタイミングではありませんか?)
  • 引っ越しの予定が近い将来ありませんか?
  • 赤ちゃん(お子さんやお孫さん)が生まれる、子どもの受験シーズン、家族の介護、自分の通院などと重なっていませんか?

仕事が忙しくて、あまり家に帰られない状況や、ご家族の生活のサポートにかかりきりになりやすい事が目に見えている状況。

これらが分かっているのであれば、少しタイミングをずらしたり、自分の代わりにサポートに入ってくれる人を探すなど、対策をとってからお迎えしたいです。

もし子犬を迎える場合は、人の赤ちゃんと同じで、夜泣き、頻繁なトイレ、3回の食事、社会化…と待ってはくれませんので、自分の心身に余裕があるかをよく考えてみましょう。

先住犬のタイプ

お留守番が多いから、お友達がいた方がいいだろう…と思って2頭目を迎えたら喧嘩ばかり。

思っていたのと違う…ということは、珍しいことではありません。

人の兄弟姉妹でも、仲が良いところもあれば、折り合いが悪いところもあります。

一緒に仲良く遊んで、引っ付いて可愛く寝てくれることを夢見ても、そうはいかないこともあります(そうなる場合ももちろんありますよ)

最悪、2頭を別々の部屋で生活させなければいけないことも。

そんな覚悟は持っておいた方がいいかもしれません。

2頭目を迎えるときは、先住犬のためではなく、飼い主さんが迎えたかったから、というところをしっかり意識しておきましょう。

そうすると、先住犬が新しい子にすぐ馴染めなくても、大らかな気持ちで見守り、サポートできるはずです。

私だけを見て!の一人っ子を希望するタイプの子も多いので、うちの子の性格をよく見た上で、それでも新しい子を迎えたければ、先住犬のケアをしっかりできる体制にしておきましょう。

孤育てにならないようにする

迎える!と決めたら、獣医さんやトリマーさん、トレーナーさん、シッターさん、お友達や親戚、みんなにも協力してもらえるか?声をかけたり、サービスを利用する予約をしておきましょう。

孤独な犬育てほど、辛いものはありません。

大変なことも嬉しいことも共有しながら、サポートしてもらえる環境にいられると、犬育ての喜びは倍増します。

犬にとっても、たくさんの手で関わってもらうことは、社会化になり、良い経験となります。

2倍ではなく3倍以上

2頭目を迎えたら、2頭目と飼い主さん。

先住犬と2頭目。先住犬と飼い主さん。

先住犬と2頭目と飼い主さん。

といった4パターンの関係性が出来上がります。

一人暮らしでなければ、家族の数だけ複数の関係性が家の中にあることになります。

2頭目を迎えたら労力は2倍ではなく3倍以上と言われるのは、この関係性が複数となって、いろいろなパターンでのお悩みも出てくるからです。

先住犬と2頭目だけで過ごすのは問題ないのに、そこに特定の家族が入るとトラブルになるなど。(やきもちや守る行動などで)

いろいろなパターンを想定して、準備もして、それでいざ迎えたらすんなりスムーズに馴染めたのであれば、それはラッキー!でいいのですが、やはり波風は大なり小なり立ちやすいです。

その時に、こんなはずじゃなかった…と後悔するのは、みんなにとって辛いことです。

幸せにする覚悟を持ってお迎えし、犬と一緒の暮らしを楽しむ方が増えることを願っています。

 

 

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