トイレのしつけが基本〜犬と私758〜
子犬を迎えて1番に問題となることは、トイレのしつけです。
頻回にする排泄のたびに、部屋中にされてしまっては掃除も大変だからです。
このトイレのしつけ、叱らない方がいいということは世の中に浸透しました。
(昔はよく失敗した床に鼻を押し付けて叱りましょう…なんて言われていましたよね💦)
そんなトイレのしつけ方法をしっかり見ていくと、トイレ以外のしつけにも共通するしつけの基本が詰まっています。
叱らない
冒頭にもありましたが、トイレのしつけは叱らない方がいいと言われています。
これは叱っても何が悪くて叱られたのか?どうすれば良かったのか?
人間が望んでいること(決められたトイレで排泄してほしい)が犬には叱っても伝わらないからです。
伝わらないだけでなく、叱られたことで問題が悪化したり、飼い主さんとの関係も悪くなることも起こりえます。
成功しやすい環境を整えて褒める
室内のトイレを覚えてもらうことは、実は犬の本能(寝床から離れた場所にしたい、外でしたい、複数箇所に分けてしたいなど)からは離れたことを教えています。
そのため、トイレのしつけに手こずることもよくある話です。
難しいからこそ、トイレを成功しやすい環境を整えること。そして成功を思いっきり褒めてあげることが大切です。
褒めるのも人は褒めた「つもり」では、次の成功には繋がりにくいです。
しっかり犬自身が嬉しいと感じられる褒め方が大事になってきます。
褒め言葉とともに、とびっきり美味しいオヤツがおすすめです。
犬をよく観察する
先程の成功しやすい環境を整える…ということの中に、犬をよく観察することが含まれます。
よく見ていないと、もよおした時にトイレに連れて行ってあげられないからです。
また、トイレのタイミングを記録して、時間を見てトイレを促すこともはじめのうちは必要です。
犬を観察することで、タイミングが合ってきます。
どんなしつけにも必要なこと
ここまでトイレのしつけにおけるポイントを見てきましたが、これらは全てどんなしつけにも共通します。
- 叱らない
- 成功しやすい環境を整える
- 成功したらその子が嬉しいと感じる方法で褒める
- 犬をよく観察する
- タイミングを掴む
いかがでしょうか?
最初の難関になりやすいトイレのしつけですが、それが上手くいけば、その基本の考え方を応用して他のしつけも可能です。
上手くいかない時は、先程のポイントの反対をしてしまっていることがよくありますので、チェックしてみてくださいね。
- 叱っている
- 失敗しやすい環境になっている
- 褒めているつもり
- 犬をあまり見ていない
- 関わるタイミングがずれている
なかなか自分では分かりにくいことも多いです。ぜひトレーナーさんにアドバイスをもらってみて下さいね。