忙しい時をベースに犬との暮らしを考えよう～犬と私756～
クリスマスイブです。
クリスマスやお正月休み、春休み、夏休みなど長期休みがくると、このタイミングで犬を迎える方が増えます。
ゆっくりお家にいてあげられるので、お迎えするのには良いタイミングですが、一方で日常生活に戻り、忙しくなった時のことも十分検討しておきたいです。
子犬の場合はとくに食事やトイレの回数も多く、長時間のお留守番は難しいです。
家族の誰が（もしくは誰かに頼んで）、合間にお世話に来てもらえるかどうか？
仕事、家事、育児、介護など、自分の今しないといけない用事にプラスして、ワンちゃんとの時間を作る必要があります。
時間的に、そして大事なのは精神的にも余裕がありますか？
お迎えして数か月のあいだは、犬も人も新しい生活に落ち着きません。
お迎えしてすぐに始まるトイレの失敗、夜鳴き、甘噛み、いたずら、離れられない・・・など、犬の成長は待ったなしです。
運よくスムーズに問題なくいくこともありますが、多かれ少なかれ何らかの問題とそれに対する対処が必要です。
問題がなくても、問題の予防となるしつけ、人と暮らすマナーを教えてあげること、社会化も待ったなしです。
癒しになるかと思ったのに、癒しになるどころかイライラの種だと言われてしまうこともあります。
そうなってしまっては、悲しすぎます。
命を育てることは、思った以上に大変です。もちろん可愛くてかけがえのない存在にもなりますが、それは人が十分に愛情をかけて育ててこそできる良い関係です。
長期休みに時間ができて、ふとペットショップを覗いてみたら飼いたくなった。プレゼントにもらった。このような話が多くなるクリスマス～年末年始です。
どうぞ、プレゼントに生き物は選ばないでください。
そして、お迎えするなら家族会議をして、迎える犬も人も不幸にならない暮らしができそうか？いろいろなパターンを想定してみましょう（15年～20年先まで考えてみましょう。家族の同居人数や状況も変わっていきます）
どの子もご家族と楽しいクリスマスが迎えられますように。
