意思だけに頼るより…〜犬と私806〜
昨日のブログで、意思の力は鍛えられるというお話をさせていただきました。
おすわりやまてなどの基本的なトレーニングを繰り返すことで、自制心もついてきて、他の生活場面でも良い変化が期待できるというお話でした。
しかし、意思の力は鍛えられる反面、すぐに弱くなる特徴もあります。
たとえば、嫌なことがあったり、ストレスが溜まっていたり、体調不良の時などは、私たちも意思の力は弱くなりませんか?
何かしようと決めていたことも、今日はもういいや〜と放棄してしまいたくなるものです。
この事からも、しつけやトレーニングの前に生活習慣がいかに大切か分かります。
お腹が空いていたり、お散歩に十分行けていない。退屈が続いていたり、飼い主さんとの触れ合いが不足していたり、どこか痒みがあるなど…
意思をすぐに弱めてしまうことがあれば、いくらトレーニングを頑張っても効果は低くなってしまいます。
お子さんが、お腹が空いていたり、寝不足だったり、ストレスが強い時に、いくら勉強しても身に入らないのと同じですね。
意思を鍛えることは大切ですが、それだけに頼らず、生活習慣を整えること、心身の安定へのアプローチも並行して取り組みたいところです。