こんにちは!
秋祭りの時期が近づいてきて、夜は太鼓の音が聞こえてきます。
最近のレッスンでは、このような質問をしています。
「この辺りは獅子が回ってきますか?」
回って来る、家には来ないけれど音は聞こえるというお答えでしたら、では音にびっくりしないように今から対策をしましょう!とお話しています。
なんでも予防が一番!
困る前に、愛犬の恐怖や不安を少しでも軽くできる可能性があるのなら、前もっての準備、対策が大切です。
犬の幸せを考える
犬にとっての幸せって何でしょうか?
私たちとは種が違いますから、幸せであると感じるものにも違いがありそうです。
たとえ同じ犬同士であっても、全く同じ犬はいませんから、個々の違いもあります。
好きなもの苦手なものはそれぞれでしょうが、共通して好むもの、幸せの土台となるものはどの子も同じではないでしょうか?
動物福祉の基本である5つの自由は、幸せであるために必要な事柄です。
5つの自由
- 飢えと渇きからの自由
- 不快からの自由
- 痛み・障害・病気からの自由
- 恐怖や抑圧からの自由
- 正常な行動を表現する自由
愛犬にしてあげられること
- 新鮮で健康的な食事を与え、いつでも綺麗なお水を飲むことができるようにする。
- 快適な環境(温度、湿度、衛生面に配慮)で、落ち着いて過ごすことができるようにする。
- 病気の予防をして、もし何らかの病気や怪我が疑われたらすぐに診察、治療を受けさせる。
- 恐怖や不安などの大きなストレスを感じることのないようにする。避けられないストレスも軽減できるように前もって準備する。
- 犬として当たり前の行動を、人の都合で困るからと言って問題行動と決めつけない。止めて欲しい行動があれば、体罰を使わない方法でやさしく教える。
- なるべく家族と一緒に過ごせるように配慮する(犬は社会性のある動物なので、単独で長時間過ごすことは辛いです)
さらに幸せになるために
5つの自由に加えて、犬という種として求めるもの、その子の求めるものも満たしてあげられると、もっともっと幸せだと感じてくれるのではないでしょうか?
犬という種としては、鼻を使うことは大きな喜びの一つになってきそうです。
その子その子で求めるものは、水遊びが大好き、ボール遊びが大好き、飼い主さんにべったりひっついていたいなど、個々の好みが出てきます。
愛犬の楽しそうな姿を見られることは、犬と暮らす中で大きな喜びの一つですね。
犬の幸せを知るために、学び、実践し、犬に聞くこと(犬を観察すること)に、終わりはありませんが、楽しい学びであることは間違いありません!
あなたも、犬の幸せを追求する仲間に入りませんか?