相手を知るための学び~犬と私165~
しつけやトレーニングが上手くいかない。
そんな時にありがちな原因の1つを考えてみます。
何を感じるのかは、受け取り手次第
同じ出来事も、人(犬)によって印象が変わる
私たちは、物事を自分のフィルターを通して
判断しています。
「誰かに何かをしてもらった」
というのも、
「親切にしてもらって嬉しい」と
プラスに受け取る人もいれば
「おせっかいをされた」と
マイナスに受け取る人もいます。
犬も全く同じで、
飼い主さんの対応
(言葉かけ、行動、リアクション)を受けて
「褒められた、嬉しい、落ち着く、幸せ」
とプラスに受け取る子もいれば
「叱られた、怖い、落ち着かない、不安」
とマイナスに受け取る子もいます。
だからこそ、相手を知ることが大切
人間関係の難しさも、自分とは考え方や
感じ方が違うところにありますね。
みんなが同じように感じるなら、
自分がされて嬉しいことを相手にも
すれば良くて、悩みはなくなります。
人同士でも難しいのなら、
犬の場合はもっとです。
人の考えだけで対応してしまうと
犬は違ったように受け取っていて
問題が解決しない原因になっています。
このことからも、犬と暮らすなら
犬のことを知る
犬に分かりやすい伝え方を学ぶ
さらに
うちの子の場合はどうなのか?を知る
この3つが大事になってきます。
学ぶと楽しい犬の世界
特別学ばなくても、犬とは暮らせますが
犬のことを学んでみると、
知らなかった世界・感覚に出会えます。
知らずにやっちゃってた~ということが
分かって申し訳ない気持ちになったり、
今までより通じ合えている感じがする!と
一緒に暮らす喜びを深く感じられたりしますよ。
なんだか上手くいかないな・・・という時は
自分だけの視点で見ていないか?を
振り返ってみて下さいね。