咬まなくていい暮らし~犬と私930~
お手入れなどワンちゃんが苦手なことをしている時に、咬まれてしまうお悩みはよくあります。
やめて!の咬みつきは、犬にとっては嫌なことから逃れられる効果的な方法です。
(咬まれたらびっくりしたり、痛かったり、怖かったりで、どうしても人は身を引くからです)
じゃあ、咬まれても人が引かずにやり続ければいいのか?というと、そうではありませんね。
もしそうしてしまったら、余計に酷く咬みつくようになったりと格闘になることが予想されます。
その格闘に人が勝てたとしても・・・嫌なこと、嫌なことをしてくる人、人間全体へと不信感や警戒心は増すことでしょう。
そうすると、ワンちゃんが自身の身を守るために先手を打つようになり、それが何もしていないのに咬んできた・・・と言われる状態に近づいていきます。
犬も必死、人も必死なピリピリした生活になってしまうのです。
そのような状態になる前に。
咬みつく前の「やめて!」「嫌だな」のサインに気づいて、ワンちゃんの気持ちを尊重しましょう。咬まなくてもやめてくれるというコミュニケーションを取れるようにしておくのです。
それと同時に、その嫌がっている事がお手入れなど必要なことであるのなら、嫌な気持ちを緩和して慣れてもらう練習をしていきましょう。
子犬ちゃんで全てがこれから!という方は、ぜひ最初から嫌がらないように練習してあげてください。
ちょっとだからと、無理やりやってしまう。
叱る。格闘する。
このような日々の積み重ねが、咬みつきを引き出してしまいます。
トリマーさんとのコラボレッスン、子犬教室でも格闘しないことの大切さをお伝えしています。