初めては丁寧に〜犬と私385〜
初めて服を着る、初めてハーネスをつける、初めてリードをつける、初めてお出かけする…犬が経験する様々な初めてに対して、ぶっつけ本番よりも、前準備からしておくと安心です。
どんな準備をするといいのか?という所ですが、しようと思っていることに付随している様々なことを分割して練習します。
例えば初めてリードをつけるというのが、お散歩デビューだったりしますね。
この前準備をするとしたら…
- 外の環境に慣れてもらう(事前に抱っこ散歩をする)
- 首輪やリードをつけられることに慣れてもらう
- 首輪やリードが長時間ついていることに慣れてもらう
- ついているリードを人が持っていることに慣れてもらう(人がついて歩くことに慣れてもらう)
大きく分けただけでも、これだけの慣れてほしいことがあって、これらが慣れてきてはじめて、楽しく歩けることにつながります。
服を着てほしいという場合にも、身体に触れることが敏感な犬の場合は、ハーネスですらつけると固まって動けないこともあります。
服ですともっと広範囲に接触がありますので、さらに動けません。
この場合は、服よりハーネスよりも接触する面積の少ないものから練習するのも一つの手です。
たとえば、首輪→バンダナ→ネックウォーマー→腹巻→服という風に肌に触れる面積を増やすなど。
服を着せる予定のない方でも、最近は手術着といった術後に傷口を舐めたり噛んだりしないようにするための服を着せることも多いです。
普段は着せなくても、いざという時には負担なく着れるように練習しておくのも社会化ですね。(口輪やエリザベスカラーも同様です)
嫌がりやすい身体に触れること、トリミング、通院、ホテルなどは、丁寧に練習しておくのが吉です。