不安や寂しさが原因の行動〜犬と私386〜
また、いたずらしてる!!
繰り返すいたずら、破壊行動、トイレの失敗(覚えているはずなのに失敗する)がある場合は、不安や寂しさが原因かもしれません。
それらの行動で、飼い主さんの気を引いている、もっと見てほしい、もっと構ってほしいということです。
そんな時には、ダメだよ!と注意するのも犬の思うツボなので、余計に困る行動が増えてしまいます。
トイレシートをビリビリに破ると、飼い主さんは飛んでくるぞ!と分かったら、何度も破って来てもらおうとします。
この問題の解決には、短い時間であっても犬が満足する関わりや、人が望む行動をしているタイミングで関わって、望ましい行動を伸ばすことが必要です。
【人が望む行動を伸ばす】というのは、いたずらなどの困る行動ではない、望ましい行動をしている時に、見たり声をかけたり、構うようにします。そうして、気を引くための行動を困らない行動に変えてもらいます。
今までの、飼い主さんは構っていない→いたずらする→コラ!と飼い主さんが構う(いたずらが増える)流れから、
飼い主さんは構っていない→自分のおもちゃを噛んでいる→いいこだね!と飼い主さんが構う(おもちゃで遊ぶことが増える)という流れに変えていきます。
自分のおもちゃを噛んでいる以外にも、構ってあげられること=注目して増やしたい行動はたくさんありますね。
たとえば…
- おもちゃで遊ぶ
- おすわりしている
- 伏せしている
- ベッドやマットにいる
- ハウスにいる
- 飼い主さんのそばで静かに立っている
などをしている時には注目したいです。
そして短時間でも思いっきり一緒に遊ぶ、撫でられること、抱っこが好きならスキンシップを取るなど、犬の気持ちを満たす方法で、解決へと導きたいです。
いたずらして悪い子!ではなく、なぜするのかな?と気持ちを考えたいですね。