おすわり、お手はいつから?〜犬と私396〜
子犬を迎えたら、しつけはいつから始めると良いのでしょうか?
オスワリ、お手はいつから教えられる?とよく質問を受けます。
子犬の身体的能力で考えると3ヶ月にもなれば、教えたことは(教えていないことでも自分で学習して)どんどん身につけていきます。
ですので、遊びの一環で教えてあげても良いのですが、子犬の短い社会化期(慣れやすい時期)を有効活用するのであれば、他にもやってあげたいことがいっぱいありますよ、というのが答えです。
迎えて間もない子犬に教えてあげたいこと
- 家族がやさしくて安心できるということ
- お家があたたかくて落ち着けるということ
- 母犬、兄弟と離れて過ごすことに慣れる
- トイレトレーニング
- 甘噛みのしつけ
- ハウストレーニング
- 遊び方(1人遊び、飼い主さんとの遊び)
- 外の世界を知っていく
- 人との交流の仕方
- 身体に触れられることに慣れる
- お散歩に向けての練習
これでも一部です。
人が合図を出して、犬が行動してくれることよりも、環境に慣れることが重視される期間かと思います。
また、オスワリ、マテ、オイデなど、人がかけた言葉に応えてくれる動きは、先に動きの形ができるようになってから、後から言葉をつけるのがおすすめです。
お家に迎えた2〜3ヶ月ごろの子犬は、人の赤ちゃんと同じです。
ミルクを飲ませて、オムツを替えて、抱っこであやし、お風呂に入れて、寝かしつける…これらと同じように、
しっかりご飯を食べさせてあげて、トイレのお世話や、お手入れで清潔さを保ち、寂しくないようにコミュニケーションをとって、そして十分に寝かせてあげること。
そうしたお世話から、人との信頼関係を作っていく時期です。
あっという間に終わる時期ですから、楽しんでくださいね!