大きな声を出す理由〜犬と私229〜

大きな声を出す理由〜犬と私229〜

「大きな声で怒ったように言わなくても

普通の声で伝わるよ」

そんな風に、兄妹喧嘩ですぐに大きな声を

出す娘に何度も伝えていました。

 

ある時、

「だって、大きな声で言わないと(兄が)

聞かないんやもん!」と娘。

なるほど!と思った私です(笑)

日常の中で学習してきた結果が現れている

大きな声は自分が望む行動を獲得できる1番の方法だった

先程の娘曰く、普通の声で伝えても兄は

自分の言うことを聞いてくれないと。

 

たしかに昔はそれが多かったと思います。

マイペースな兄に、きっちりしたい妹コンビ。

 

どちらが良い悪いではなく、タイプが違うのです。

最近はややこしくなる前に対応しよう!と

少し大人になってきた兄ですから、実は

以前ほど聞く耳を持たないことはないのですが

妹からしたら、これまでに効果があった対応を続けていたようです。

大きな訴えになる前に対応しよう

犬の場合も、大きく吠えたり、暴れたり

見逃せないレベルになってから、

対応している方はいませんか?

 

それですと、先程の兄に対する大声のように

飼い主さんに何か伝える時は、

大騒ぎしないといけない…と

犬は思うかもしれませんね。

 

大きな訴えになる前に、小さなサインで

早めに気づいてあげられるといいですね。

 

さらにその小さなサインですら出さなくて

よいほど、前もって対応することができれば

困る行動が出ない=困る行動を増やしたり定着させずにすみます。

 

失敗してから対応ではなく、

失敗しない環境をつくるイメージです。

 

もちろん完璧に行うのは難しいのですが

このことを意識するだけでも

随分結果が違ってくると思います。

 

私も娘の普通の声と、息子の素早い対応を

伸ばしていけるような関わりをしていこうと

改めて思った出来事でした。

 

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