反抗ではなく心のSOS〜犬と私661〜
犬の問題行動を目の前にして、うちの子が反抗的である。反抗期に入ったのかしら?と悩まれるケースがあります。
たしかに、些細なことにも敏感に反応しやすい思春期はありますが、思春期=反抗期というわけではありません。
何より犬の行動を見て「人に反抗している」と決めてしまうと、受け取る印象が良くないものになりやすく、イライラしたり叱りたくなったりします。
犬がわざわざ人を困らそうとして行動しているのではなく、そこには犬なりの理由があります。
特に子犬から1歳までの成長期は、身体だけでなく心も急成長していますので、急な問題もよく出てきます。
さらに、そこに何らかの環境変化や逆に変わらなさすぎて、物足りない刺激不足の生活が合わさってしまったら、問題行動と呼ばれるものは出やすくなります。
でもそれは反抗ではなく、心のSOSです。
困った時は悪い子と決めつけずに、犬の心に寄り添うところからはじめて頂きたいです。