お散歩中の事故を防ぐ〜犬と私679〜
お散歩は楽しく♪うちの子に歩いてもらいたいですが、ワンちゃん自身だけでなく、飼い主さんや周りの人の安全も守らなければなりません。
今日はよくある事故をご紹介しつつ、予防策を考えてみたいと思います。
ノーリード
当たり前ですが(法律でも決まっています)リードは必ずつけましょう。
自由にさせてあげたいお気持ちも分かりますが、それはドッグランや広い安全な場所でロングリードを使ってあげてください。
いつもは勝手にどこにも行かない。呼べば帰ってくる。これは、絶対ではありません。
すぐそばで交通事故が起こり、犬がビックリしたら?
いつも警戒する相手がたまたま通りかかったら?
いつも挨拶する大好きな人だと思って、似たような人を追いかけたら?
猫に反応したら?
この状況で飼い主さんの声が届き、留まれるには、それまでにしっかりしたトレーニングの継続が必要です。
それでも、事故の大きな音でびっくりした時などは咄嗟にパニックで走り出す可能性が高いです。
絶対に大丈夫はありません。ノーリードはしないでおきましょう。
飛び出し、出合頭の事故
玄関や門から出てすぐに、誰かと鉢合わせしてトラブルになる。
自転車やバイクと接触する。
このような事故は多いです。
玄関や門から出るとき、道の角を曲がるときなど、見通しが悪い場所では、必ず人が先に行って目視で確認しましょう。
普段からハウスから出るとき、玄関を出るとき、信号待ちなどで、マテの練習ができるといいですね。
リードを伸ばしたままの事故
お散歩で通常の1.2mや1.5mのリードを使っていると、特に小型犬などはすぐにリードが張ってしまいます。
詳しくは過去記事を参照ください↓
そのため、3mの平リード(伸縮式ではない)をオススメしていますが、このリードをいつも伸ばしっぱなしでは歩いていません。
短く畳んだり、犬がにおい嗅ぎで道を逸れるのに合わせて伸ばしたりと、人の手と歩くスピードで常に調整しています。
周りの安全と犬の安全を確保しつつ、なるべくリードが張ることのないように歩いて頂きたいのですが、このリードが常に伸びたままですと、先程の出合頭の事故も起こりやすいです。
また、夜に黒っぽい子のお散歩では犬がいるのが周りの人から見えていないこともあります。
実際に、飼い主さんと犬の間に自転車が突っ込んできて、リードに引っかかる事故(自転車は転倒、犬もリードが引っ張られて吹き飛ぶ)が起こっています。
夜のお散歩は人だけでなく、犬の首輪やハーネス、そしてリードにもライトや反射材をつけて存在に気づいてもらいやすくしましょう。
リードを手から離してしまう(または引きずられる)
犬の体重が10kg近くなってくると、引っ張る強さも相当なものになってきます。
他の犬のところに行きたい!猫を追いかけたい!など、衝動的な突進のときには、とても強い力で引っ張りますので、うっかり手からリードがすり抜けたり、持ちきれずに離してしまう。
または離さないけど、人が引きずられる…そのような事故はままあることです。
リードを持つ人が犬の力に対応できること。
また、周りの状況をいち早く判断して、その場を離れたり、場合によっては電柱や柵にリードを繋いで引きずられないようにすることができることも必要です。
そうなるとお子さんでは難しいのが分かると思います。
強い引っ張りは危険が伴いますので、トレーニングをしつつも、今の引っ張りがある状況でも日々のお散歩がしてあげられるように指導してもらってくださいね。
危ないからあまりお散歩に行かない…は、たまに行った時に余計に興奮して引っ張りが強くなりますので、悪循環です。
お散歩は2kgのワンちゃんにも、身体の大きさに関係なく必要です。
お散歩がしやすい季節になりましたので、今一度安全で楽しいお散歩を見直してみてくださいね。