看取りの話〜犬と私697〜
シニアのワンちゃんもお客様に多いため、自ずと介護や看取り、最後のお別れ(お葬式やお墓)についての話題がよく出ます。
お別れなんて考えたくもないけど…
前より疲れやすくなっている
よく寝るようになった
軽い痴呆の症状が出ている
そのような、シニアのよくある様子が見えてきたら、具体的に考えたり、調べて決めておく、準備をすることをオススメします。
いざという時には、冷静な判断が下せず、調べたり人に聞く余裕もなく、とりあえずで進めてしまって、後から後悔することになるのは悲しいことです。
そうでなくても、お別れした後に後悔がゼロになることは、ほぼなく、何らかの後悔は残ってしまうものです(それだけ大切な存在を亡くしたのですから)
私も犬3頭、猫2匹、ハムスターは6匹、お別れしています。
急なお別れで病院にいて、死に目に会えなかった。
闘病が苦しく、可哀想だった最後。
余命宣告から長生きしてくれて、亡くなる3日前までいつも通り過ごせた幸せな最後。
いろいろなお別れがありました。
どうなるかは分からないものですが、少しずつ闘病や介護の情報を集めたり、今をより元気に、少しでも長く今の暮らしを維持できるように、食事や生活改善について学んだり。
家族でお葬式やお墓について話し合ったり。
うちの子のことを通じて、自分の終活にも思いを馳せたりもするかもしれません。
亡くなったときに、どのようにケアしてあげて、火葬までの時間を過ごすか?
このような具体的なお話も質問されることがあります。
意外と、どうしてあげたらいいのか?分からないものですよね。
元気なうちにこそ、ペット霊園の見学に行き、決めておくのも安心です。
うちの子たちはみんな同じ霊園でお世話になり、合同墓に入れてもらっています。
私が行けなくなったら、誰もお墓参りに行かないでしょうから、いつもお花が絶えず、よくお手入れしてくれて、お寺さんが見守ってくれている合同墓なら安心だと思ったからです。
もちろん長くそばに置いておきたいということで、お骨をお家に置いて日々手を合わせるのも良いと思います。
どのような形でも、飼い主さんが納得してうちの子の幸せを考えて進めていけるように、辛いことでも情報収集と考えておくことをしておきたいですね。