犬と私 41 負の強化に気づく
負の強化とは、行動の前にあったものが、行動の直後に無くなり、その結果、行動が増えた場合の学習です。
例で考えてみると、
行動の前「リードを引かれる」
犬の行動「オスワリする」
行動の後「リードを引かれなくなる」
という流れがあった時、オスワリすることが増えれば、これは負の強化で学習しています。
このオスワリの教え方、よくあります。
オスワリ!と言っても犬が座らなかったら、リードを引くという方法。
オスワリができたら褒めますので、褒めるしつけと言われ、犬にやさしいようですが、
犬が座る理由は、
「座ればリードを引かれなくなるから」
なので、痛みや不快から逃れる為の行動になってしまっています。
負の強化は日常にたくさんありますので、まずはそこに気づく練習ができるといいです。
私が最近気がついた負の強化はゴミ捨てです。
段ボールなどの資源ゴミを捨てる日が月に2回あります。
段ボールをまとめる作業はあまり好きではないので、ヨイショがいるのですが
行動の前「段ボールがたくさんある」
行動「段ボールを捨てる」
行動の後「段ボールがなくなる」
という流れによって、私は段ボールを捨てているなということに気がつきました。
こんな風なので仕方なくやっている感があり、いつまでも好きになれないゴミ捨てです。
これを好きになれるように考えることが、楽しいしつけ、トレーニングの方法を考えることにも繋がります。
皆さんの負の強化も教えてくださいね。
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犬にやさしいしつけが広まりますように。
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