食べ物は死活問題~犬と私714~
食べ物に関わることでの犬の問題行動は多いです。
原因の多くは取られたくない、守ることからきています。
良かれと思ってしていたしつけにより、食べ物を守る、食べ物が関わると機嫌が悪くなることも起こってきます。
たとえば、ご飯を目の前にしてのおあずけの待てが長すぎるとき。
とてもお腹が空いていて早く食べたい!というときには、イライラも募りやすいでしょう。
また、食べている途中でお皿を取り上げたり、食べているお皿に手を入れてかき混ぜるなど、犬からすると邪魔をしているような行動を人がしつけの一環として行うケースもあります(このケースでは、人がボスで食べ物を管理していると分からせるために行っているようです)
しかし、普通に考えるととても落ち着かない食事で、いつ取られるか?と不安になり、警戒モードになってくるのも分かります(そもそも、ボスだと分からせるしつけは必要ありませんね)
他にも育ってきた中で、十分にお腹が満たされていなかった場合も、食べ物を守るために攻撃的な行動が出たり、食べ物ではないものまで食べてしまう異食の問題も出ることがあります。
大きく育っては困る販売店が、子犬の食事量を制限していたり、あまり食べさせなければ大きくならないだろう…と思っている飼い主さんが十分に食事をあげていなかったことで、このような問題が出るケースを目にします。
食べ物を減らしても、虚弱でやせ過ぎのワンちゃんに育つだけで、体格は遺伝により大きくなることも多いです。
そうなると身体は大きいけれど、やせ過ぎている状態です。成長期に十分な栄養がとれないと、骨や筋肉、元気な身体を作る上で問題が発生します。
食べさせ過ぎも問題ですが、子犬が満足できるように、また必要な栄養がとれるようにしてあげたいですね。
分からなければ、獣医さんに体型を確認してもらってくださいね。
(フードのパッケージ書いてある食事量はあくまで目安です)
食事は犬が落ち着いて、美味しいと幸せに食べられるように、環境を整えてあげたいですね。