犬のしつけ、次はここ~犬と私912~
昨日の続きです。
生きていく上で必要な食事や居場所、安心できる暮らしの土台があってはじめて、その次に進めます。
その次は犬の欲求を満たす、犬の(うちの子)にとっての幸せを追求することです。
- 運動
- 探索
- ふれあい
- 遊び
- 犬種やその子の個性により望むこと
以上、5つの視点から考えてみます。
運動はお散歩で歩くこと、ボール投げで走ること、引っ張りっこ遊びで全身を使うこともそうですが、自由に運動できるという点も考えてあげたいです。
おもちゃの選択肢があり、自分で遊びたい時に遊べる。
また、狭いハウスに長く閉じ込められている、短い鎖で繋がれている状況では、身体を動かしたくても自由に動けません。
ある程度、自由にあっちへこっちへと室内でも移動したり、飼い主さんについて回れることは、運動にもなり(人も座りっぱなしは健康によくないと言われていますね)、自分で確認できるので安心に繋がります。
探索は本来なら獲物を探していたのが、狩りをする必要が無くなりましたので、遊びの中でにおいを嗅いで探す遊びを入れてあげたいです。
また、お散歩で電柱をクンクンといったにおい嗅ぎで、誰が通ったのか?しっかり情報を得ています。
これらのにおい嗅ぎを十分にさせてあげることは、社会化にも繋がりますし、犬の本能ですから幸せにも繋がります。
ふれあいは、抱っこやべったりくっつくのが好きな子もいれば、少し距離はあるものの同じ空間で過ごすのが好きというタイプもいます。
実際に撫でてあげることだけがふれあいと思わず、声をかけ、話をして、一緒に過ごす時間を大切にすることがふれあいを求めている犬の心には重要です。
遊びはお散歩と同じで毎日、遊んであげましょう。
短時間でも一緒に遊んであげたいですが、一人遊びをしてもらったり、遊びのバリエーションは増やしておくといいですね。知育玩具も積極的に使ってみてください。
年を重ねると疲れやすくはなりますが、遊ぶのはいつまでも好きなものです。
成犬やシニア犬であっても、遊びの時間を大切にしてあげてください。
犬種の特性というものがあります。
例えば、牧羊犬で有名なボーダーコリーであれば、動くものへの反応は敏感で追いかけたい気持ちも強いです。また、人と一緒に羊をまとめていくわけですが、人との共同作業が好きですし得意です。
このように犬種の本来のお仕事を知って、遊びやトレーニングに取り入れてあげると能力が発揮しやすいので満足しやすいです。
また、犬種だけでなく目の前のうちの子がどうか?という視点も大切ですね。
何が苦手で何に大喜びするのか?
得意なことは何でしょう?
得意なことをやらせてあげて、思いっきり褒めたり一緒に楽しむ時間はかけがえのない時間です。
今日ご紹介したことを、少しずつ取り入れてもらえると、楽しい時間が増え、うちの子との関係性も深まります。
続きます。